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PWC Championship2012 Coverage
- 2012.03.22 Thursday
- PWCC 2012
- 23:59
- -
- trackbacks(0)
- -
- by kaji
PWC Championship2012 優勝は遠藤 亮太(埼玉)!
PWCの総決算であるこのPWC Championship2012は、2010の86人、2011の97人をさらに超えた106人の参加者で争われる第7期PWCの締めくくりとなる完全招待制のイベントとなった。
なんと、賞品は全部で16BOXの大盤振る舞い!
今年のミスターPWCはぶっちぎりで相澤 恵司と決まった。
決勝:遠藤 亮太(埼玉) vs. 鈴木 明由(東京)
常連さんインタビュー!
準決勝:相澤 恵司(茨城) vs. 鈴木 明由(東京)
準々決勝:中村 肇(神奈川) vs. 遠藤 亮太(埼玉)
準々決勝:大根田 祥宏(東京) vs. 角岡 利幸(東京)
PWC Championship2012 トップ8デッキリスト
PWC Championship2012 トップ8プレイヤープロフィール
Round 7:鈴木 明由(東京) vs. 塚本 樹詩(町田)
Round 6:斉田 逸寛(東京) vs. 西條 雄一(神奈川)
Round 5:中村 肇(東京) vs. 木野田 保宏
Round 4:相澤 恵司(茨城) vs. 兼清 隆介(東京)
Round 3:和田 寛也(東京) vs. 目黒 将彦
Round 2:平賀 優宏(神奈川) vs. 角岡 利幸(東京)
Round 1:渡辺 雄也(神奈川) vs. 北川 知明(東京)
PWCの総決算であるこのPWC Championship2012は、2010の86人、2011の97人をさらに超えた106人の参加者で争われる第7期PWCの締めくくりとなる完全招待制のイベントとなった。
なんと、賞品は全部で16BOXの大盤振る舞い!
今年のミスターPWCはぶっちぎりで相澤 恵司と決まった。
決勝:遠藤 亮太(埼玉) vs. 鈴木 明由(東京)
常連さんインタビュー!
準決勝:相澤 恵司(茨城) vs. 鈴木 明由(東京)
準々決勝:中村 肇(神奈川) vs. 遠藤 亮太(埼玉)
準々決勝:大根田 祥宏(東京) vs. 角岡 利幸(東京)
PWC Championship2012 トップ8デッキリスト
PWC Championship2012 トップ8プレイヤープロフィール
Round 7:鈴木 明由(東京) vs. 塚本 樹詩(町田)
Round 6:斉田 逸寛(東京) vs. 西條 雄一(神奈川)
Round 5:中村 肇(東京) vs. 木野田 保宏
Round 4:相澤 恵司(茨城) vs. 兼清 隆介(東京)
Round 3:和田 寛也(東京) vs. 目黒 将彦
Round 2:平賀 優宏(神奈川) vs. 角岡 利幸(東京)
Round 1:渡辺 雄也(神奈川) vs. 北川 知明(東京)
決勝:遠藤 亮太(埼玉) vs. 鈴木 明由(東京)
- 2012.03.22 Thursday
- PWCC 2012
- 23:58
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- by kaji
決勝:遠藤 亮太(埼玉) vs. 鈴木 明由(東京)
By Tomohiro Kaji
積まれた賞品のボックス、優勝へと送られるトロフィー、そしてこのトーナメントの決勝へと望むプレイヤーを囲む観戦者というプレッシャー。
予選7ラウンドに加え、決勝のプレーオフの3回戦目となれば披露も一入なはずだ。だが、これから始まる試合の前に握手の写真を求められると、笑顔で答える二人。
だがこの笑顔とは裏腹に、なんとこの二人は賞品をWinner takes ALL(勝者総取り)する取り決めをしていた。
先行鈴木の《思案/Ponder(LRW)》に胸を撫で下ろす遠藤。
1ターン目に《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》がキャストされてしまうことで受けるであろうダメージは計り知れないが、スタートが遅いならば話は別だ。
遠藤が《極楽鳥/Birds of Paradise(M12)》と、幸先の良いスタートを切るが、鈴木は2枚目の《思案/Ponder(LRW)》から《蒸気の絡みつき/Vapor Snag(NPH)》を《極楽鳥/Birds of Paradise(M12)》へと唱える。
クロックが用意できない鈴木は、どうしてもテンポを失わせないためにカードを使わざるおえない。
この隙を見逃すわけにはいかない遠藤は、《絡み根の霊/Strangleroot Geist(DKA)》で速攻のダメージを与えることを選択すると、
なんとか鈴木も《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》で大きなクロックを設置した。
3マナで6点という脅威のクロックを持つ《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》とダメージレースを挑んだとしても、
青お得意の《蒸気の絡みつき/Vapor Snag(NPH)》や《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》で鈴木に逆転を許してしまうことになりかねない。
そこで遠藤は《刃の接合者/Blade Splicer(NPH)》を追加するも、盤面を固める以外の選択肢を選ぶのは難しい。
お互いに殴れない故、《思考掃き/Thought Scour(DKA)》でカードを引くのみでターンを終える鈴木。
カウンターを構えながら《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》でトークンを生み出す体制さえ整えば、地上が固まっていようとダメージは入れられるからだ。
そんなこと遠藤も百も承知で、ライフを払いながら《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》を唱えれて《マナ漏出/Mana Leak》を引き出し、《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》のマナを残させない。
再度鈴木は《思考掃き/Thought Scour(DKA)》でライブラリーを削り、《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》のリソースを蓄積していく中、遠藤は今一度《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》を唱えると、
対応して《はらわた撃ち/Gut Shot(NPH)》で《刃の接合者/Blade Splicer(NPH)》の本体は処理できたが、鈴木はこれを打ち消すことが出来なかった!
いざ《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》システムが起動し始めれば、リソースの差は一気に広がってしまう。
《絡み根の霊/Strangleroot Geist(DKA)》を生贄に、不死を誘発しつつの《刃の接合者/Blade Splicer(NPH)》を探しだすと、先制攻撃を持った3/3のゴーレムで攻撃の姿勢を整える遠藤。
ここで初めて鈴木は《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》からスピリット・トークンを生み出すが、これではクロックはたったの1点。
ゲームのバランスは一気に崩壊し、俄然遠藤が優位になった。
《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》の一撃さえケアしておけば、あとは《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》のアドバンテージで盤面は掌握できる。
そう考えたのか、遠藤は《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》で《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》を探しターンを終えると、
変身を止めるために鈴木は《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》から《思考掃き/Thought Scour(DKA)》をフラッシュバックし、《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》のために墓地を肥やす。
行動を強制される鈴木に残された手札は3枚と、《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》が凶暴化するのは時間の問題だ。
睨み合っていた《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》を攻撃に送り、相打ち後に改めて《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》を唱えてお茶を濁すが、もうこれでは鈴木は戦線を維持できない。
遠藤は《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》で《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》を生贄に捧げつつ、《霊誉の僧兵/Geist-Honored Monk(ISD)》とスピリット・トークンを産み出してターンを返したところで、
リソースの差が大きく開きすぎた二人の第一ゲームが終了した。
遠藤 1-0 鈴木
またも1ターン目の《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》が叶わず、鈴木の《氷河の城砦/Glacial Fortress(M12)》から始まる第二ゲーム。
《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim(ISD)》から始める遠藤に、《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe(NPH)》しつつ《はらわた撃ち/Gut Shot(NPH)》でマナクリーチャーを破壊、
1ターン遅れての《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》をキャストする。
そしてさらに、《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe(NPH)》で確認していた《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》の出だしを遅らせるため、
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》経由でさらに後続の《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim(ISD)》も《はらわた撃ち/Gut Shot(NPH)》で破壊しする鈴木。
この隙に1点でもダメージを稼いでおきたい鈴木だが、遠藤も焦らず、攻撃の手を少しでも遅らせるために、《刃の接合者/Blade Splicer(NPH)》で2体のブロッカーを用意した。
《地下牢の霊/Dungeon Geists(DKA)》で3/3のゴーレム・トークンをタップし、道をこじ開けようと苦心する鈴木だが、
遠藤は3枚目の《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim(ISD)》、《絡み根の霊/Strangleroot Geist(DKA)》で《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》、《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》を受け止める体制を作る。
戦場さえ固めれば、あとは《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》がなんとかしてくれる。
そう考える余裕がある遠藤に、勝ち切らないといけない鈴木は焦る。
《幻影の像/Phantasmal Image(M12)》を《絡み根の霊/Strangleroot Geist(DKA)》コピーでチャンプアタックに使い、不死で帰ってきた《幻影の像/Phantasmal Image(M12)》を+1/+1カウンターを得たゴーレムとして蘇らせるものの、遠藤の唱えた《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》に、動いたほうが損をする盤面が出来上がってしまう。
手を止めては勝てない鈴木、《神への捧げ物/Divine Offering(MBS)》でゴーレム・トークンを破壊し、4/4の《幻影の像/Phantasmal Image(M12)》の道を抉じ開けるが、《絡み根の霊/Strangleroot Geist(DKA)》のチャンプブロックでライフを減らすまでには至らない。
延命を続けられると、先のゲーム同様に、《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》が変身するのも時間の問題になってしまう。
しかも、今一番の攻め手が《幻影の像/Phantasmal Image(M12)》でコピーしたゴーレムでは、変身時の誘発能力で対象を選んだ時点で壊されてしまう。
だが、ここまで勝ち進んできた鈴木は、《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》と《幻影の像/Phantasmal Image(M12)》でコピーしたゴーレムをうまく使い、戦況よりもライフを優先して守る遠藤からカードアドバンテージを少しづつ奪い始める。
そこから相打ちに継ぐ相打ちに戦場は一層され、《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》を変身されながらも気づけば鈴木有利の盤面となったのだが、遠藤の《悪鬼の狩人/Fiend Hunter(ISD)》を《マナ漏出/Mana Leak》、《絡み根の霊/Strangleroot Geist(DKA)》を《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》で対応するも、2回の呪文で遠藤は《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》を再変身させ、2/2トークンとライフを回復させる。
もう互いにリソースを限界まで使い果たしていながらも、さらに《地下牢の霊/Dungeon Geists(DKA)》を使って仕掛けた鈴木の総攻撃に、《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》らと相うつため、《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》と狼すべて消費する遠藤、これで残されたライフは5点。
そして鈴木は最後の手札である《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》を唱え、2つの《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》とそのコストを残してターンを終えた。
飛行クリーチャーたちの猛攻に空気と化していた《霊誉の僧兵/Geist-Honored Monk(ISD)》を使い、《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》から《業火のタイタン/Inferno Titan(M12)》を探しだす遠藤だが、
3/3の《地下牢の霊/Dungeon Geists(DKA)》へ3点のダメージを与えることしかできず、勝負はさきほどキャストされたばかりの《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》が変身できるかどうか、というところまでもつれこんだ。
めくれろ!、そう鈴木は念じたに違いない。
だが、静かにライブラリーのトップを見た鈴木は、そのままカードを引き、ターンを終える。
最後の運をモノにした遠藤は、《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph(NPH)》で《業火のタイタン/Inferno Titan(M12)》をコピーし、そのまま勝者総取りのマッチをもぎ取った!
遠藤 2-0 鈴木
By Tomohiro Kaji
積まれた賞品のボックス、優勝へと送られるトロフィー、そしてこのトーナメントの決勝へと望むプレイヤーを囲む観戦者というプレッシャー。
予選7ラウンドに加え、決勝のプレーオフの3回戦目となれば披露も一入なはずだ。だが、これから始まる試合の前に握手の写真を求められると、笑顔で答える二人。
だがこの笑顔とは裏腹に、なんとこの二人は賞品をWinner takes ALL(勝者総取り)する取り決めをしていた。
Game 1
先行鈴木の《思案/Ponder(LRW)》に胸を撫で下ろす遠藤。
1ターン目に《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》がキャストされてしまうことで受けるであろうダメージは計り知れないが、スタートが遅いならば話は別だ。
遠藤が《極楽鳥/Birds of Paradise(M12)》と、幸先の良いスタートを切るが、鈴木は2枚目の《思案/Ponder(LRW)》から《蒸気の絡みつき/Vapor Snag(NPH)》を《極楽鳥/Birds of Paradise(M12)》へと唱える。
クロックが用意できない鈴木は、どうしてもテンポを失わせないためにカードを使わざるおえない。
この隙を見逃すわけにはいかない遠藤は、《絡み根の霊/Strangleroot Geist(DKA)》で速攻のダメージを与えることを選択すると、
なんとか鈴木も《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》で大きなクロックを設置した。
3マナで6点という脅威のクロックを持つ《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》とダメージレースを挑んだとしても、
青お得意の《蒸気の絡みつき/Vapor Snag(NPH)》や《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》で鈴木に逆転を許してしまうことになりかねない。
そこで遠藤は《刃の接合者/Blade Splicer(NPH)》を追加するも、盤面を固める以外の選択肢を選ぶのは難しい。
お互いに殴れない故、《思考掃き/Thought Scour(DKA)》でカードを引くのみでターンを終える鈴木。
カウンターを構えながら《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》でトークンを生み出す体制さえ整えば、地上が固まっていようとダメージは入れられるからだ。
そんなこと遠藤も百も承知で、ライフを払いながら《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》を唱えれて《マナ漏出/Mana Leak》を引き出し、《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》のマナを残させない。
再度鈴木は《思考掃き/Thought Scour(DKA)》でライブラリーを削り、《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》のリソースを蓄積していく中、遠藤は今一度《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》を唱えると、
対応して《はらわた撃ち/Gut Shot(NPH)》で《刃の接合者/Blade Splicer(NPH)》の本体は処理できたが、鈴木はこれを打ち消すことが出来なかった!
いざ《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》システムが起動し始めれば、リソースの差は一気に広がってしまう。
《絡み根の霊/Strangleroot Geist(DKA)》を生贄に、不死を誘発しつつの《刃の接合者/Blade Splicer(NPH)》を探しだすと、先制攻撃を持った3/3のゴーレムで攻撃の姿勢を整える遠藤。
ここで初めて鈴木は《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》からスピリット・トークンを生み出すが、これではクロックはたったの1点。
ゲームのバランスは一気に崩壊し、俄然遠藤が優位になった。
《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》の一撃さえケアしておけば、あとは《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》のアドバンテージで盤面は掌握できる。
そう考えたのか、遠藤は《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》で《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》を探しターンを終えると、
変身を止めるために鈴木は《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》から《思考掃き/Thought Scour(DKA)》をフラッシュバックし、《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》のために墓地を肥やす。
行動を強制される鈴木に残された手札は3枚と、《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》が凶暴化するのは時間の問題だ。
睨み合っていた《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》を攻撃に送り、相打ち後に改めて《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》を唱えてお茶を濁すが、もうこれでは鈴木は戦線を維持できない。
遠藤は《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》で《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》を生贄に捧げつつ、《霊誉の僧兵/Geist-Honored Monk(ISD)》とスピリット・トークンを産み出してターンを返したところで、
リソースの差が大きく開きすぎた二人の第一ゲームが終了した。
遠藤 1-0 鈴木
Game 2
またも1ターン目の《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》が叶わず、鈴木の《氷河の城砦/Glacial Fortress(M12)》から始まる第二ゲーム。
《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim(ISD)》から始める遠藤に、《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe(NPH)》しつつ《はらわた撃ち/Gut Shot(NPH)》でマナクリーチャーを破壊、
1ターン遅れての《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》をキャストする。
そしてさらに、《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe(NPH)》で確認していた《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》の出だしを遅らせるため、
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》経由でさらに後続の《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim(ISD)》も《はらわた撃ち/Gut Shot(NPH)》で破壊しする鈴木。
この隙に1点でもダメージを稼いでおきたい鈴木だが、遠藤も焦らず、攻撃の手を少しでも遅らせるために、《刃の接合者/Blade Splicer(NPH)》で2体のブロッカーを用意した。
《地下牢の霊/Dungeon Geists(DKA)》で3/3のゴーレム・トークンをタップし、道をこじ開けようと苦心する鈴木だが、
遠藤は3枚目の《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim(ISD)》、《絡み根の霊/Strangleroot Geist(DKA)》で《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》、《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》を受け止める体制を作る。
戦場さえ固めれば、あとは《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》がなんとかしてくれる。
そう考える余裕がある遠藤に、勝ち切らないといけない鈴木は焦る。
《幻影の像/Phantasmal Image(M12)》を《絡み根の霊/Strangleroot Geist(DKA)》コピーでチャンプアタックに使い、不死で帰ってきた《幻影の像/Phantasmal Image(M12)》を+1/+1カウンターを得たゴーレムとして蘇らせるものの、遠藤の唱えた《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》に、動いたほうが損をする盤面が出来上がってしまう。
手を止めては勝てない鈴木、《神への捧げ物/Divine Offering(MBS)》でゴーレム・トークンを破壊し、4/4の《幻影の像/Phantasmal Image(M12)》の道を抉じ開けるが、《絡み根の霊/Strangleroot Geist(DKA)》のチャンプブロックでライフを減らすまでには至らない。
延命を続けられると、先のゲーム同様に、《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》が変身するのも時間の問題になってしまう。
しかも、今一番の攻め手が《幻影の像/Phantasmal Image(M12)》でコピーしたゴーレムでは、変身時の誘発能力で対象を選んだ時点で壊されてしまう。
だが、ここまで勝ち進んできた鈴木は、《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》と《幻影の像/Phantasmal Image(M12)》でコピーしたゴーレムをうまく使い、戦況よりもライフを優先して守る遠藤からカードアドバンテージを少しづつ奪い始める。
そこから相打ちに継ぐ相打ちに戦場は一層され、《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》を変身されながらも気づけば鈴木有利の盤面となったのだが、遠藤の《悪鬼の狩人/Fiend Hunter(ISD)》を《マナ漏出/Mana Leak》、《絡み根の霊/Strangleroot Geist(DKA)》を《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》で対応するも、2回の呪文で遠藤は《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》を再変身させ、2/2トークンとライフを回復させる。
もう互いにリソースを限界まで使い果たしていながらも、さらに《地下牢の霊/Dungeon Geists(DKA)》を使って仕掛けた鈴木の総攻撃に、《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》らと相うつため、《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》と狼すべて消費する遠藤、これで残されたライフは5点。
そして鈴木は最後の手札である《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》を唱え、2つの《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》とそのコストを残してターンを終えた。
飛行クリーチャーたちの猛攻に空気と化していた《霊誉の僧兵/Geist-Honored Monk(ISD)》を使い、《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》から《業火のタイタン/Inferno Titan(M12)》を探しだす遠藤だが、
3/3の《地下牢の霊/Dungeon Geists(DKA)》へ3点のダメージを与えることしかできず、勝負はさきほどキャストされたばかりの《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》が変身できるかどうか、というところまでもつれこんだ。
めくれろ!、そう鈴木は念じたに違いない。
だが、静かにライブラリーのトップを見た鈴木は、そのままカードを引き、ターンを終える。
最後の運をモノにした遠藤は、《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph(NPH)》で《業火のタイタン/Inferno Titan(M12)》をコピーし、そのまま勝者総取りのマッチをもぎ取った!
遠藤 2-0 鈴木
常連さんインタビュー!
- 2012.03.22 Thursday
- PWCC 2012
- 23:57
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- by kaji
常連さんインタビュー!
By Naoki Shimizu
今回のチャンピオンシップを含め、合計367回を数えるPWC。
そのPWCをこよなく愛する10人の常連プレイヤーたちに、PWCについて語っていただいた。
質問項目は
1.いつごろからPWCに出ているか。
2.PWCに関する思い出を何かひとつ
3.PWCの好きなところを何かひとつ
4.PWCの楽しみ方について
相澤 恵司(第5,6期ミスターPWC)
「PWCに出始めたのは大学生になったころだから、オンスロートと旧ミラディンが使えたころ。
思い出は・・・やっぱKAKAOとあっきー(中村肇、鈴木明由)と出たWe Love PWCっていうチーム
で第300回の記念大会を優勝したことかな。主催のナカジマさんも照れてたくらい(笑)
とにかくマジックを楽しめるっていうのがいいよね。店舗の大会とかよりもレベルは高いし、
ポイントレースが導入されてからはその点数で争ったりする楽しみ方もできた。」
斉田 逸寛(前回PWCC優勝)
「小学校5年生のとき初めて出ました。《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu》が使えたころだから、インベイジョン・オデッセイのころですね。去年のPWCCで優勝したとき、最後、そこで今フィーチャーされているホm・・・いや、和田さんに勝って優勝したというのが印象的ですね。前日一緒に練習してましたし。PWCの好きなところは、やはりナカジマさんの人柄です。みんないい人。ポイントレースも楽しい。PWPはどうでもいいけど、PWCPは重要(笑)友達とPWCPを競うのは楽しいです。」
兼清 隆介(PWC皆勤賞)
「オンスロートのころからPWCに出始めました。当時も使っていたデッキは、白緑のビッグマナですね。残念ながらバントではなく、タッチ赤のビーストが入っているデッキでした(笑)思い出はたくさんありすぎて選ぶなんてできません!PWCはスタッフやプレイヤーがみんないい人で、初対面でもすぐに仲良くなれるのがいいところだと思います。僕はそれほど勝っているわけではありませんが強いデッキでも弱いデッキでも、マジック自体を1日楽しむことができますね。」
佐藤 義一・正義兄弟(PWC常連の双子兄弟)
(筆者)「いまだに二人の区別がつかないんですが・・・」
「帽子をかぶっているイケメンが正義、と覚えてくれ(笑)
正義がオデッセイ・オンスロートのころから出始めて、義一がその2年後。
思い出は義一のPWCデビュー戦の対戦相手が正義だったことだね(爆笑)あれはマジで面白かった。それからは毎週末が楽しみになった。コンスタントに大会開いてくれてるし。何回かPWCに出てたら勝手にみんなと仲良くなれたなぁ。最近はPWCPで競争したり、昼休みとかの休憩時間でMTG以外のこともやって楽しんだり。なんだかんだで休憩時間が一番盛り上がる(笑)」
岡田 渉(PWCでウルザトロンを使い続けた男)
「出始めたのはオンスロート、ミラディンくらいのころかな。思い出に残っているのは
《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》トロンだね。あとは《倍増の季節/Doubling Season》トロン。どのトロンもぜんぜん揃わないけどね(苦笑) (仕事柄)毎回出られるわけじゃないけど、会場に行けばみんな友達がいるのがいいね。途中から行っても楽しい。本戦に出てなくてもいい。あとは、昔あったLOMみたいな、草の根王者決定戦的な大会、またやってほしいね。」
中村 肇(PWCは人生)
「第60回、、、ミラディン・神河のころから出始めてるかな。思い出に残っているのは、
ナベ(渡辺雄也)の次にミスターになれた、第2期のPWCシーズンだねえ。やっぱ渡辺の次っていうのがうれしかったよ。PWCの好きなところは、回数が多いことかな。知り合いも勝手に増えてったし。」
(筆者)「そして人生の伴侶にも出会った、と」
「え、ま、まぁそうですね(苦笑) とにかく、PWCを楽しみたいならとにかくPWCに出ること。出てればどんどん友達ができて楽しくなるね。」
平賀 優宏(PWC発グランプリチャンピオン、ゾルゲ)
「初めて出たのは・・・レギオンのころ?《抹消/Obliterate》撃ってたと思います。
《終わりなき囁き/Endless Whisper》とか、そういう意味わかんないデッキ使うのが楽しくて。2−5とかだったと思いますけど。思い出に残ってるのは、ここ勝てば優勝ってところで
AKKAさん(相澤 恵司)に負けて悔しかったなあ、っていうのはありました。
PWCの好きなところは、定期的に毎週やってくれてる、っていうことですね。あと、負けてもドラフトとかして楽しめるし。今日はトップ8入りたいですけどね!」
和田 寛也(PWC新鋭の理論派)
「初めて出たのがラヴニカ・時のらせんのころで、よく出るようになったのはローウィン・アラーラのころなので皆さんに比べるとかなり浅いです。思い出に残ってるのは、あのジャンドの海だったアラーラ+ゼンディカーの環境で、《エイヴンの擬態術師/Aven Mimeomancer》を使って優勝して、そのコンセプトを世界選手権でライザくん(石村信太郎 埼玉)が使ってくれたことですね。あれは嬉しかったですねー。
PWCのいいところは、運営がほかの大会に比べて段違いにクオリティが高いことですね。長くやってるし。最近は、デッキを考えるときに、みんながどんなことを考えているのかを先読みしながら作って、それを試すようにして楽しんでいます。今日の《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas》とかは《喉首狙い/Go for the Throat》が流行ってることを見越してですね・・・(中略」
(筆者)「ありがとうございました。」
原野 誉大(PWCルーキー)
「僕も初めて出たのはローウィン・アラーラのころでかなり遅かったと思います。マーフォークとか使ってました。初めて《召還の罠/Summoning Trap》→《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》デッキで上位入賞したときは本当に嬉しかったですね。確かAKKAさんとIDした気がします。それ以降AKKAさんにはお世話になってますね。
知り合いがこうしていっぱいできていくのがPWCのいいところだと思います。あと、僕は勝つのが好きで負けると楽しくないので、とにかく勝つことばかり考えています。」
渡辺 雄也(初代ミスターPWC)
「いやー、僕は昨年はGP出た回数のほうがPWCのほうが多いくらいだったしねー(笑)
中1から2くらい、オンスロートの出たころくらいから出始めてたね。もう10年か・・・。
思い出に残ってるのは、第3期ミスターをかけて、有留 知弘(神奈川)と真剣勝負したときかな。PWCの好きなところはとにかく友達と騒げるところ。いろんな人がいるし、人間関係も楽しいね(笑)そういう人と人の絡みが増えていくのが楽しみ方かな。」
「あ、他にもいろいろあるけどとても書けないことばかりなのでやめとく(苦笑)」
By Naoki Shimizu
今回のチャンピオンシップを含め、合計367回を数えるPWC。
そのPWCをこよなく愛する10人の常連プレイヤーたちに、PWCについて語っていただいた。
質問項目は
1.いつごろからPWCに出ているか。
2.PWCに関する思い出を何かひとつ
3.PWCの好きなところを何かひとつ
4.PWCの楽しみ方について
相澤 恵司(第5,6期ミスターPWC)
「PWCに出始めたのは大学生になったころだから、オンスロートと旧ミラディンが使えたころ。
思い出は・・・やっぱKAKAOとあっきー(中村肇、鈴木明由)と出たWe Love PWCっていうチーム
で第300回の記念大会を優勝したことかな。主催のナカジマさんも照れてたくらい(笑)
とにかくマジックを楽しめるっていうのがいいよね。店舗の大会とかよりもレベルは高いし、
ポイントレースが導入されてからはその点数で争ったりする楽しみ方もできた。」
斉田 逸寛(前回PWCC優勝)
「小学校5年生のとき初めて出ました。《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu》が使えたころだから、インベイジョン・オデッセイのころですね。去年のPWCCで優勝したとき、最後、そこで今フィーチャーされているホm・・・いや、和田さんに勝って優勝したというのが印象的ですね。前日一緒に練習してましたし。PWCの好きなところは、やはりナカジマさんの人柄です。みんないい人。ポイントレースも楽しい。PWPはどうでもいいけど、PWCPは重要(笑)友達とPWCPを競うのは楽しいです。」
兼清 隆介(PWC皆勤賞)
「オンスロートのころからPWCに出始めました。当時も使っていたデッキは、白緑のビッグマナですね。残念ながらバントではなく、タッチ赤のビーストが入っているデッキでした(笑)思い出はたくさんありすぎて選ぶなんてできません!PWCはスタッフやプレイヤーがみんないい人で、初対面でもすぐに仲良くなれるのがいいところだと思います。僕はそれほど勝っているわけではありませんが強いデッキでも弱いデッキでも、マジック自体を1日楽しむことができますね。」
佐藤 義一・正義兄弟(PWC常連の双子兄弟)
(筆者)「いまだに二人の区別がつかないんですが・・・」
「帽子をかぶっているイケメンが正義、と覚えてくれ(笑)
正義がオデッセイ・オンスロートのころから出始めて、義一がその2年後。
思い出は義一のPWCデビュー戦の対戦相手が正義だったことだね(爆笑)あれはマジで面白かった。それからは毎週末が楽しみになった。コンスタントに大会開いてくれてるし。何回かPWCに出てたら勝手にみんなと仲良くなれたなぁ。最近はPWCPで競争したり、昼休みとかの休憩時間でMTG以外のこともやって楽しんだり。なんだかんだで休憩時間が一番盛り上がる(笑)」
岡田 渉(PWCでウルザトロンを使い続けた男)
「出始めたのはオンスロート、ミラディンくらいのころかな。思い出に残っているのは
《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》トロンだね。あとは《倍増の季節/Doubling Season》トロン。どのトロンもぜんぜん揃わないけどね(苦笑) (仕事柄)毎回出られるわけじゃないけど、会場に行けばみんな友達がいるのがいいね。途中から行っても楽しい。本戦に出てなくてもいい。あとは、昔あったLOMみたいな、草の根王者決定戦的な大会、またやってほしいね。」
中村 肇(PWCは人生)
「第60回、、、ミラディン・神河のころから出始めてるかな。思い出に残っているのは、
ナベ(渡辺雄也)の次にミスターになれた、第2期のPWCシーズンだねえ。やっぱ渡辺の次っていうのがうれしかったよ。PWCの好きなところは、回数が多いことかな。知り合いも勝手に増えてったし。」
(筆者)「そして人生の伴侶にも出会った、と」
「え、ま、まぁそうですね(苦笑) とにかく、PWCを楽しみたいならとにかくPWCに出ること。出てればどんどん友達ができて楽しくなるね。」
平賀 優宏(PWC発グランプリチャンピオン、ゾルゲ)
「初めて出たのは・・・レギオンのころ?《抹消/Obliterate》撃ってたと思います。
《終わりなき囁き/Endless Whisper》とか、そういう意味わかんないデッキ使うのが楽しくて。2−5とかだったと思いますけど。思い出に残ってるのは、ここ勝てば優勝ってところで
AKKAさん(相澤 恵司)に負けて悔しかったなあ、っていうのはありました。
PWCの好きなところは、定期的に毎週やってくれてる、っていうことですね。あと、負けてもドラフトとかして楽しめるし。今日はトップ8入りたいですけどね!」
和田 寛也(PWC新鋭の理論派)
「初めて出たのがラヴニカ・時のらせんのころで、よく出るようになったのはローウィン・アラーラのころなので皆さんに比べるとかなり浅いです。思い出に残ってるのは、あのジャンドの海だったアラーラ+ゼンディカーの環境で、《エイヴンの擬態術師/Aven Mimeomancer》を使って優勝して、そのコンセプトを世界選手権でライザくん(石村信太郎 埼玉)が使ってくれたことですね。あれは嬉しかったですねー。
PWCのいいところは、運営がほかの大会に比べて段違いにクオリティが高いことですね。長くやってるし。最近は、デッキを考えるときに、みんながどんなことを考えているのかを先読みしながら作って、それを試すようにして楽しんでいます。今日の《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas》とかは《喉首狙い/Go for the Throat》が流行ってることを見越してですね・・・(中略」
(筆者)「ありがとうございました。」
原野 誉大(PWCルーキー)
「僕も初めて出たのはローウィン・アラーラのころでかなり遅かったと思います。マーフォークとか使ってました。初めて《召還の罠/Summoning Trap》→《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》デッキで上位入賞したときは本当に嬉しかったですね。確かAKKAさんとIDした気がします。それ以降AKKAさんにはお世話になってますね。
知り合いがこうしていっぱいできていくのがPWCのいいところだと思います。あと、僕は勝つのが好きで負けると楽しくないので、とにかく勝つことばかり考えています。」
渡辺 雄也(初代ミスターPWC)
「いやー、僕は昨年はGP出た回数のほうがPWCのほうが多いくらいだったしねー(笑)
中1から2くらい、オンスロートの出たころくらいから出始めてたね。もう10年か・・・。
思い出に残ってるのは、第3期ミスターをかけて、有留 知弘(神奈川)と真剣勝負したときかな。PWCの好きなところはとにかく友達と騒げるところ。いろんな人がいるし、人間関係も楽しいね(笑)そういう人と人の絡みが増えていくのが楽しみ方かな。」
「あ、他にもいろいろあるけどとても書けないことばかりなのでやめとく(苦笑)」
準決勝:相澤 恵司(茨城) vs. 鈴木 明由(東京)
- 2012.03.22 Thursday
- PWCC 2012
- 18:05
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準決勝:相澤 恵司(茨城) vs. 鈴木 明由(東京)
By Daisuke Kawasaki
昨年はBye 3からの2連敗と涙を飲んだ相澤 恵司。彼のPWC関連のタイトルにかける情熱は並々ならぬものがある。
決勝ラウンド開始直前に、確定したMr.PWCの表彰。そこで、2位と100Pt以上の差をつけて相澤が表彰されたことからもそれは明らかだろう。
多くのPWCで優勝し、Mr.PWCを獲得するのも初めてではない。そんな相澤だが、このPWC Championshipは相性の悪いトーナメントのようで勝てても準々決勝止まり、悪い時はまさに去年のように始まったと思ったら終わっていた状況だったりする。
だが、今年の相澤は違った。不戦勝開けのRound 4を兼清相手に勝利しトラウマを克服すると、そのまま連勝を重ねて危なげなくトップ8を入賞し、そして鬼門であった準々決勝をも突破した。この勢いなら今年はいけるのでは、そんな手応えを相澤も感じているようだ。
勝てば、史上初のミスターとチャンピオンシップ同時戴冠。目立ちたがり屋の相澤にとってそんなにおいしいシチュエーションはない。
だが、そんな相澤の前に立ちはだかるのはPWCの巨人、鈴木 明由。
使用するデッキは共にDelver Blade。
負けても言い訳の聞かないこのマッチアップ。勝利し、今期チャンピオンシップ優勝に王手をかけるのはどちらか。
Game 1
後手の鈴木がマリガン。
対する先攻の相澤が「今日1日ではじめてみた初手」と語る内容は 土地3枚と《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》《はらわた撃ち/Gut Shot》に《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》が2枚というもの。
そしてそんな相澤の発言を意識してかせずしてか、鈴木はさらに2回のマリガンを重ねる。やっと手にした4枚の初手は土地の無いものだったが、《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》とファーストドローにかけて鈴木はコレをキープする。
相澤のファーストアクションは《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》。対する鈴木は、ファーストドローで《島/Island(ISD)》を引き、さらに《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》で《氷河の城砦/Glacial Fortress》を引き当てる。《思考掃き/Thought Scour》もプレイして山札を掘りすすめていく。
1ターン目に出した《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》こそ変身しなかったものの、3ターン目には追加した《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》共々3/2の《昆虫の逸脱者/Insectile Aberration(ISD)》へと変身を果たした相澤。《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》は《マナ漏出/Mana Leak》されたものの、十分すぎるクロックを確保する。
この《昆虫の逸脱者/Insectile Aberration(ISD)》を2枚の《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》で対処する鈴木。だが、その隙をぬって相澤は《思案/Ponder》で引き込んだ《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》をプレイする。
《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》で3枚目の土地を確保した鈴木ではあったが、4枚目の土地を引き当てる事はかなわず、クロック・マナ・手札の枚数の全てにおいて遅れをとってしまっては、鈴木ほどの巧者でも盤面をひっくり返す事はできなかった。
相澤 1-0 鈴木
Game 2
土地が2枚にドローサポートが充実した初手を鈴木はキープ。そして、1ターン目に《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》をプレイ。開示された相澤の手札は、土地が4枚に《思案/Ponder》《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》《機を見た援軍/Timely Reinforcements》というもの。鈴木はさらに《思案/Ponder》をプレイする。対する相澤は《氷河の城砦/Glacial Fortress》をタップイン。
鈴木は《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》をプレイ。対して相澤は2枚の《思案/Ponder》で山札をシャッフルし続ける。
結局、相澤は《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》に対処するカードを得る事ができず、鈴木は《機を見た援軍/Timely Reinforcements》を提示して《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》を変身させる。そして、ドローの前に《思考掃き/Thought Scour》で不必要な《機を見た援軍/Timely Reinforcements》を墓地に落としてドローをすすめる。
鈴木は《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》で相澤の手札を確認すると、2体目の《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》をプレイ。相澤は《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》で《思案/Ponder》をふるさとは遠きにありて思うものフラッシュバックし山札をさらに掘り進めるのだが、現状を打破するカードにたどりつかない。
《地下牢の霊/Dungeon Geists》で《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》を封じ込めつつクロックを追加した鈴木。《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》と《昆虫の逸脱者/Insectile Aberration(ISD)》で相澤のライフを削る。
相澤も《地下牢の霊/Dungeon Geists》で返して、鈴木のクロックが膨らむのを阻止しつつブロッカーを確保するが、鈴木の《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》がまたも《機を見た援軍/Timely Reinforcements》を提示しつつ変身してしまう。鈴木は《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》で《思考掃き/Thought Scour》にフラッシュバックを与えると、再び《思考掃き/Thought Scour》でこれを墓地に送り込む。そして、《幻影の像/Phantasmal Image》で《地下牢の霊/Dungeon Geists》をコピーし、相澤の《地下牢の霊/Dungeon Geists》を封じて、さらに6点のダメージ。これで相澤のライフは7。
相澤は《機を見た援軍/Timely Reinforcements》でライフを回復しつつ、トークンを産み出し、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》へのブロッカーを確保し、《地下牢の霊/Dungeon Geists》のコピーである《幻影の像/Phantasmal Image》を《四肢切断/Dismember》で対処する。これで相澤のライフは3。
鈴木は2枚の手札と《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》含む6マナを残してターンを終了。相澤は《地下牢の霊/Dungeon Geists》をアンタップし、1体の《昆虫の逸脱者/Insectile Aberration(ISD)》への備えを確保する。そして、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》で《機を見た援軍/Timely Reinforcements》をフラッシュバックする。
だが、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》を持っているのは相澤だけではなかった。鈴木は《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》をプレイすると、《思考掃き/Thought Scour》で墓地に落とされていた《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》をフラッシュバックし、《地下牢の霊/Dungeon Geists》を相澤の手札へと戻す。
そして、これによって自由の身となった鈴木の《地下牢の霊/Dungeon Geists》が《機を見た援軍/Timely Reinforcements》で回復したライフまで削りきってしまったのだった。
相澤 1-1 鈴木
Game 3
先手の相澤は初手を見るなりキープ。対する鈴木は、首をかしげてから長考してキープする。
相澤は1ターン目に《思案/Ponder》をプレイ。山札をシャッフルしてターンを返す。対する鈴木は相澤の2ターン目のエンドに《思考掃き/Thought Scour》をプレイする。相澤は3ターン目に《思案/Ponder》にフラッシュバックを与えながら《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》でクロックを確保する。ちなみにこの《思案/Ponder》も山札をシャッフル。「貴族」相澤のお気に召すライブラリートップにはなかなか巡り会えない。
この《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》に対して、《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》で応対する鈴木。だが、相澤は《幻影の像/Phantasmal Image》で《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》をコピーして対消滅させ、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》で鈴木のライフを削り始める。2マナを残してターン終了。
土地を置くだけでターンを終えた鈴木。続く相澤の《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》のアタックに対して、手札には《はらわた撃ち/Gut Shot》《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》、そして盤面には《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》という回答策があるが、まだマナをつかってまで慌てる時間ではない。相澤からのダメージを受け、ターンエンドに《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》で《思考掃き/Thought Scour》にフラッシュバックを与える。
さらに手札からも《思考掃き/Thought Scour》をプレイし墓地を増やす鈴木。だが、土地が4枚で止まってしまう。鈴木は《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》でアタックシテターンエンド。ターンエンドに相澤は《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》を使用してスピリット・トークンを追加する。
この2体の攻撃に対して、鈴木は《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》を使用し、1/1トークンを産み出し、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》をブロックする。これでマナの無くなった鈴木に対して、相澤は2マナ残して《地下牢の霊/Dungeon Geists》をプレイし、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》のアンタップを封じる。
やはり5枚目の土地にたどり着けない鈴木。《機を見た援軍/Timely Reinforcements》をプレイし、6点のライフを獲得しつつ、1/1を3枚盤面に追加する。相澤は《地下牢の霊/Dungeon Geists》でアタックすると、《ルーン唱えの長槍/Runechanter's Pike(ISD)》を置き、1/1スピリット・トークンに装備させてターンを返す。
鈴木は《幻影の像/Phantasmal Image》で《地下牢の霊/Dungeon Geists》をコピーし、相澤のスピリット・トークンを暫定的に排除しようと試みるのだが……《信仰の盾/Faith's Shield》がそれを許さない。《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》をプレイしてターンを返す。
相澤は、《地下牢の霊/Dungeon Geists》に《ルーン唱えの長槍/Runechanter's Pike(ISD)》を持ち替えさせて、鈴木のライフを削ると、再びトークンに槍を持たせる。
鈴木は、アップキープに《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》を変身させると、ここまで貯めに貯めた《はらわた撃ち/Gut Shot》をトークンに向けてプレイ。そして全軍で進撃する。鈴木は《ルーン唱えの長槍/Runechanter's Pike(ISD)》を《神への捧げ物/Divine Offering》で破壊する。
さらに相澤が《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》でフラッシュバックを付け用とした《思案/Ponder》へと《外科的摘出/Surgical Extraction》をプレイ。ライフを12にしながらも、相澤の選択肢を減らしていく。
その家庭で手札を見られてしまった相澤。仕方なく強引策として《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》をプレイする。これは通るが、鈴木は鈴木で強引策として1/1トークン2体を除いて全軍攻撃を開始。《地下牢の霊/Dungeon Geists》と《幻影の像/Phantasmal Image》が相打ちをする。
その後互いに決め手をひかず《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》を起動させてる間に、残り時間は5分を切ってしまう。
だが、最後の最後。時間切れ寸前に鈴木は《はらわた撃ち/Gut Shot》と《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》によって相澤の防衛網をこじ開けることに成功する。序盤に大きくライフでリードされていた相澤はこの一撃によって決勝への道を閉ざされる事となった。
相澤 1-2 鈴木
By Daisuke Kawasaki
昨年はBye 3からの2連敗と涙を飲んだ相澤 恵司。彼のPWC関連のタイトルにかける情熱は並々ならぬものがある。
決勝ラウンド開始直前に、確定したMr.PWCの表彰。そこで、2位と100Pt以上の差をつけて相澤が表彰されたことからもそれは明らかだろう。
多くのPWCで優勝し、Mr.PWCを獲得するのも初めてではない。そんな相澤だが、このPWC Championshipは相性の悪いトーナメントのようで勝てても準々決勝止まり、悪い時はまさに去年のように始まったと思ったら終わっていた状況だったりする。
だが、今年の相澤は違った。不戦勝開けのRound 4を兼清相手に勝利しトラウマを克服すると、そのまま連勝を重ねて危なげなくトップ8を入賞し、そして鬼門であった準々決勝をも突破した。この勢いなら今年はいけるのでは、そんな手応えを相澤も感じているようだ。
勝てば、史上初のミスターとチャンピオンシップ同時戴冠。目立ちたがり屋の相澤にとってそんなにおいしいシチュエーションはない。
だが、そんな相澤の前に立ちはだかるのはPWCの巨人、鈴木 明由。
使用するデッキは共にDelver Blade。
負けても言い訳の聞かないこのマッチアップ。勝利し、今期チャンピオンシップ優勝に王手をかけるのはどちらか。
Game 1
後手の鈴木がマリガン。
対する先攻の相澤が「今日1日ではじめてみた初手」と語る内容は 土地3枚と《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》《はらわた撃ち/Gut Shot》に《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》が2枚というもの。
そしてそんな相澤の発言を意識してかせずしてか、鈴木はさらに2回のマリガンを重ねる。やっと手にした4枚の初手は土地の無いものだったが、《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》とファーストドローにかけて鈴木はコレをキープする。
相澤のファーストアクションは《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》。対する鈴木は、ファーストドローで《島/Island(ISD)》を引き、さらに《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》で《氷河の城砦/Glacial Fortress》を引き当てる。《思考掃き/Thought Scour》もプレイして山札を掘りすすめていく。
1ターン目に出した《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》こそ変身しなかったものの、3ターン目には追加した《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》共々3/2の《昆虫の逸脱者/Insectile Aberration(ISD)》へと変身を果たした相澤。《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》は《マナ漏出/Mana Leak》されたものの、十分すぎるクロックを確保する。
この《昆虫の逸脱者/Insectile Aberration(ISD)》を2枚の《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》で対処する鈴木。だが、その隙をぬって相澤は《思案/Ponder》で引き込んだ《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》をプレイする。
《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》で3枚目の土地を確保した鈴木ではあったが、4枚目の土地を引き当てる事はかなわず、クロック・マナ・手札の枚数の全てにおいて遅れをとってしまっては、鈴木ほどの巧者でも盤面をひっくり返す事はできなかった。
相澤 1-0 鈴木
Game 2
土地が2枚にドローサポートが充実した初手を鈴木はキープ。そして、1ターン目に《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》をプレイ。開示された相澤の手札は、土地が4枚に《思案/Ponder》《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》《機を見た援軍/Timely Reinforcements》というもの。鈴木はさらに《思案/Ponder》をプレイする。対する相澤は《氷河の城砦/Glacial Fortress》をタップイン。
鈴木は《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》をプレイ。対して相澤は2枚の《思案/Ponder》で山札をシャッフルし続ける。
結局、相澤は《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》に対処するカードを得る事ができず、鈴木は《機を見た援軍/Timely Reinforcements》を提示して《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》を変身させる。そして、ドローの前に《思考掃き/Thought Scour》で不必要な《機を見た援軍/Timely Reinforcements》を墓地に落としてドローをすすめる。
鈴木は《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》で相澤の手札を確認すると、2体目の《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》をプレイ。相澤は《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》で《思案/Ponder》をふるさとは遠きにありて思うものフラッシュバックし山札をさらに掘り進めるのだが、現状を打破するカードにたどりつかない。
《地下牢の霊/Dungeon Geists》で《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》を封じ込めつつクロックを追加した鈴木。《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》と《昆虫の逸脱者/Insectile Aberration(ISD)》で相澤のライフを削る。
相澤も《地下牢の霊/Dungeon Geists》で返して、鈴木のクロックが膨らむのを阻止しつつブロッカーを確保するが、鈴木の《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》がまたも《機を見た援軍/Timely Reinforcements》を提示しつつ変身してしまう。鈴木は《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》で《思考掃き/Thought Scour》にフラッシュバックを与えると、再び《思考掃き/Thought Scour》でこれを墓地に送り込む。そして、《幻影の像/Phantasmal Image》で《地下牢の霊/Dungeon Geists》をコピーし、相澤の《地下牢の霊/Dungeon Geists》を封じて、さらに6点のダメージ。これで相澤のライフは7。
相澤は《機を見た援軍/Timely Reinforcements》でライフを回復しつつ、トークンを産み出し、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》へのブロッカーを確保し、《地下牢の霊/Dungeon Geists》のコピーである《幻影の像/Phantasmal Image》を《四肢切断/Dismember》で対処する。これで相澤のライフは3。
鈴木は2枚の手札と《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》含む6マナを残してターンを終了。相澤は《地下牢の霊/Dungeon Geists》をアンタップし、1体の《昆虫の逸脱者/Insectile Aberration(ISD)》への備えを確保する。そして、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》で《機を見た援軍/Timely Reinforcements》をフラッシュバックする。
だが、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》を持っているのは相澤だけではなかった。鈴木は《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》をプレイすると、《思考掃き/Thought Scour》で墓地に落とされていた《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》をフラッシュバックし、《地下牢の霊/Dungeon Geists》を相澤の手札へと戻す。
そして、これによって自由の身となった鈴木の《地下牢の霊/Dungeon Geists》が《機を見た援軍/Timely Reinforcements》で回復したライフまで削りきってしまったのだった。
相澤 1-1 鈴木
Game 3
先手の相澤は初手を見るなりキープ。対する鈴木は、首をかしげてから長考してキープする。
相澤は1ターン目に《思案/Ponder》をプレイ。山札をシャッフルしてターンを返す。対する鈴木は相澤の2ターン目のエンドに《思考掃き/Thought Scour》をプレイする。相澤は3ターン目に《思案/Ponder》にフラッシュバックを与えながら《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》でクロックを確保する。ちなみにこの《思案/Ponder》も山札をシャッフル。「貴族」相澤のお気に召すライブラリートップにはなかなか巡り会えない。
この《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》に対して、《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》で応対する鈴木。だが、相澤は《幻影の像/Phantasmal Image》で《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》をコピーして対消滅させ、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》で鈴木のライフを削り始める。2マナを残してターン終了。
土地を置くだけでターンを終えた鈴木。続く相澤の《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》のアタックに対して、手札には《はらわた撃ち/Gut Shot》《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》、そして盤面には《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》という回答策があるが、まだマナをつかってまで慌てる時間ではない。相澤からのダメージを受け、ターンエンドに《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》で《思考掃き/Thought Scour》にフラッシュバックを与える。
さらに手札からも《思考掃き/Thought Scour》をプレイし墓地を増やす鈴木。だが、土地が4枚で止まってしまう。鈴木は《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》でアタックシテターンエンド。ターンエンドに相澤は《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》を使用してスピリット・トークンを追加する。
この2体の攻撃に対して、鈴木は《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》を使用し、1/1トークンを産み出し、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》をブロックする。これでマナの無くなった鈴木に対して、相澤は2マナ残して《地下牢の霊/Dungeon Geists》をプレイし、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》のアンタップを封じる。
やはり5枚目の土地にたどり着けない鈴木。《機を見た援軍/Timely Reinforcements》をプレイし、6点のライフを獲得しつつ、1/1を3枚盤面に追加する。相澤は《地下牢の霊/Dungeon Geists》でアタックすると、《ルーン唱えの長槍/Runechanter's Pike(ISD)》を置き、1/1スピリット・トークンに装備させてターンを返す。
鈴木は《幻影の像/Phantasmal Image》で《地下牢の霊/Dungeon Geists》をコピーし、相澤のスピリット・トークンを暫定的に排除しようと試みるのだが……《信仰の盾/Faith's Shield》がそれを許さない。《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》をプレイしてターンを返す。
相澤は、《地下牢の霊/Dungeon Geists》に《ルーン唱えの長槍/Runechanter's Pike(ISD)》を持ち替えさせて、鈴木のライフを削ると、再びトークンに槍を持たせる。
鈴木は、アップキープに《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》を変身させると、ここまで貯めに貯めた《はらわた撃ち/Gut Shot》をトークンに向けてプレイ。そして全軍で進撃する。鈴木は《ルーン唱えの長槍/Runechanter's Pike(ISD)》を《神への捧げ物/Divine Offering》で破壊する。
さらに相澤が《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》でフラッシュバックを付け用とした《思案/Ponder》へと《外科的摘出/Surgical Extraction》をプレイ。ライフを12にしながらも、相澤の選択肢を減らしていく。
その家庭で手札を見られてしまった相澤。仕方なく強引策として《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》をプレイする。これは通るが、鈴木は鈴木で強引策として1/1トークン2体を除いて全軍攻撃を開始。《地下牢の霊/Dungeon Geists》と《幻影の像/Phantasmal Image》が相打ちをする。
その後互いに決め手をひかず《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》を起動させてる間に、残り時間は5分を切ってしまう。
だが、最後の最後。時間切れ寸前に鈴木は《はらわた撃ち/Gut Shot》と《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》によって相澤の防衛網をこじ開けることに成功する。序盤に大きくライフでリードされていた相澤はこの一撃によって決勝への道を閉ざされる事となった。
相澤 1-2 鈴木
準々決勝:中村肇(神奈川) vs. 遠藤 亮太(埼玉)
- 2012.03.22 Thursday
- PWCC 2012
- 18:02
- -
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- -
- by kaji
準決勝:中村肇(神奈川) vs. 遠藤 亮太(埼玉)
By Naoki Shimizu
中村「今日《天啓の光/Ray of Revelation》撃たれすぎてて心折れそう…」
確かに中村の人間デッキにとって、キーとなる《清浄の名誉/Honor of the Pure》や《天使の運命/Angelic Destiny》をいとも簡単に破壊する《天啓の光/Ray of Revelation》は致命的といえる。
しかしそうぼやきながらも、なんだかんだでちゃっかりトップ8に残っているのは流石、といったところ。
「やっべー!カバレッジ書かれるのすっげーうれしい!!」
トップ8プロフィールで、カバレッジに対する思いのたけを語ってくれたのは遠藤亮太。
ならば、ということで準々決勝はその遠藤と中村の戦いをフィーチャーすることとなった。
遠藤のデッキは、「メタ的に強い」赤緑白の《出産の殻/Birthing Pod》。
確かに人間デッキや、ゾンビデッキには相性がいい。
《出産の殻/Birthing Pod》に対する対処手段が少ないデッキでは《出産の殻/Birthing Pod》
が織り成す圧倒的なアドバンテージと戦うというのは厳しいものがある。
何とか中村としては《出産の殻/Birthing Pod》を出される前に勝負を決めてしまいたいところだ。
お互いに顔見知り同士。フレンドリーなのか、それとも殺伐としているのかよくわからない
煽りあいの中、いよいよ準々決勝の試合が始まった。
Game 1
先手の遠藤が、フィーチャーをされた喜びの中、勢いに乗ってロケットスタート!
《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim》→《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary》、
そして《極楽鳥/Birds of Paradise》と4ターン目に6マナという布陣を作り上げる。
一方中村は冷静に、《忠実な聖戦士/Loyal Cathar》と《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》
を並べていくのだが・・・。
《業火のタイタン/Inferno Titan》、突如降臨。
まずは《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》を灰燼に帰すと、
続くターンで《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary》とともに中村を蹂躙。
さらに《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells》まで追加した遠藤を前に、
成す術なしといった様子で中村はカードを片付けた。
わずか5ターンの、瞬殺劇。
遠藤 1-0 中村
Game 2
冒頭の《天啓の光/Ray of Revelation》をサイドインしながらほくそえむ遠藤。
今度は中村の先行で、《ギデオンの法の番人/Gideon's Lawkeeper》→《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》と
進める。
一方の遠藤の勢いは止まらない。2ターン目までに3体のマナ・クリーチャーを並べると、
笑いながら「どうしよっかなー」とつぶやく。もはや余裕すら感じさせる。
そして遠藤はまたしても(デッキに1枚の)《業火のタイタン/Inferno Titan》を叩きつける!
これが、遠藤の勢いか。中村は冷静にこれを《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》で除去してみるが、
次に現れた《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells》の前に《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》は
攻撃に移ることができない。
このままでは終わってしまう中村は、土地が3枚で止まってしまうが《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》で
《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells》を対処しておくが、遠藤はさらに《極楽鳥/Birds of Paradise》
《刃の接合者/Blade Splicer》《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》を追加しつつ《ガヴォニーの居住区/Gavony Township》モードへ移行する。
しかも、こっそり《ガヴォニーの居住区/Gavony Township》は2枚おかれている。なんと、毎ターン最大2回まで起動ができてしまうのだ。
戦場にマナクリーチャーが4体並んでいるので、中村は早くクロックをかけなければ《極楽鳥/Birds of Paradise》に
蹂躙されるという屈辱の未来が待っている。
中村は力を込めて、ドロー。そして見事願っていた《平地/Plains》を引き込み、
願いを込めて《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》を戦場へ送り出す。遠藤は冷静に、サイコロを
テーブル上にぶちまけながらそれを自身の軍勢の上へと乗せていく。これだけサイズと数で勝っていれば、
《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》の攻撃もものともしない。
中村がそんな遠藤を尻目に2体目、3体目と《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》をキャストすると、
ここで遠藤がまさかの《出産の殻/Birthing Pod》をドロー。
《刃の接合者/Blade Splicer》を生贄に、《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》をサーチ、
《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》に化けながら中村の《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》を除去。
《業火のタイタン/Inferno Titan》が舞い戻り、《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells》も
場に復活するというビッグアクションを成功させる。
これには中村も天を仰ぐことしかできない。
《レオニンの遺物囲い/Leonin Relic-Warder》で《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》を退け
戻ってきた《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》で《業火のタイタン/Inferno Titan》は対処しておくが、
遠藤の《出産の殻/Birthing Pod》《ガヴォニーの居住区/Gavony Township》が止まっていない以上もはや勝負が決している。
《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》を生贄にしつつの《霊誉の僧兵/Geist-Honored Monk》を繰り出す。
なんとそのサイズは11/11。
ついでに、遠藤は今《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》のドローで引いてきた《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim》
を・・・
キャストしちゃった。
え?
遠藤「うわーーー!間違えたー!!」
そうです。これを出さなければ、《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells》が変身して《レオニンの遺物囲い/Leonin Relic-Warder》が
倒せて、《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》が帰ってきて・・・というお祭りが発生していたはずだったのだ!
しかしそうはいっても圧倒的過ぎる戦況。
ここで一旦場を整理してみよう。
中村
《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》
《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》
《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》
《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》
《レオニンの遺物囲い/Leonin Relic-Warder》
遠藤
《極楽鳥/Birds of Paradise》3/4
《極楽鳥/Birds of Paradise》3/4
《極楽鳥/Birds of Paradise》3/4
《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim》4/4
《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim》1/1
狼トークン5/5
狼トークン3/3
スピリットトークン1/1
スピリットトークン1/1
ゴーレムトークン6/6
《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells》3/3
《霊誉の僧兵/Geist-Honored Monk》 12/12←!!
(以上、すべて《ガヴォニーの居住区/Gavony Township》で絶賛成長中)
・・・これにはイニストラードの伝説の霊も、ミラディンの英雄3人衆も・・・
尻尾を巻いて逃げ出すしか残っていなかったのだった。
遠藤 2-0 中村
遠藤が勢いのままに、準決勝進出を決定させた!
遠藤 亮太 Wins!! Advanced to Semi-Final!
By Naoki Shimizu
中村「今日《天啓の光/Ray of Revelation》撃たれすぎてて心折れそう…」
確かに中村の人間デッキにとって、キーとなる《清浄の名誉/Honor of the Pure》や《天使の運命/Angelic Destiny》をいとも簡単に破壊する《天啓の光/Ray of Revelation》は致命的といえる。
しかしそうぼやきながらも、なんだかんだでちゃっかりトップ8に残っているのは流石、といったところ。
「やっべー!カバレッジ書かれるのすっげーうれしい!!」
トップ8プロフィールで、カバレッジに対する思いのたけを語ってくれたのは遠藤亮太。
ならば、ということで準々決勝はその遠藤と中村の戦いをフィーチャーすることとなった。
遠藤のデッキは、「メタ的に強い」赤緑白の《出産の殻/Birthing Pod》。
確かに人間デッキや、ゾンビデッキには相性がいい。
《出産の殻/Birthing Pod》に対する対処手段が少ないデッキでは《出産の殻/Birthing Pod》
が織り成す圧倒的なアドバンテージと戦うというのは厳しいものがある。
何とか中村としては《出産の殻/Birthing Pod》を出される前に勝負を決めてしまいたいところだ。
お互いに顔見知り同士。フレンドリーなのか、それとも殺伐としているのかよくわからない
煽りあいの中、いよいよ準々決勝の試合が始まった。
Game 1
先手の遠藤が、フィーチャーをされた喜びの中、勢いに乗ってロケットスタート!
《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim》→《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary》、
そして《極楽鳥/Birds of Paradise》と4ターン目に6マナという布陣を作り上げる。
一方中村は冷静に、《忠実な聖戦士/Loyal Cathar》と《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》
を並べていくのだが・・・。
《業火のタイタン/Inferno Titan》、突如降臨。
まずは《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》を灰燼に帰すと、
続くターンで《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary》とともに中村を蹂躙。
さらに《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells》まで追加した遠藤を前に、
成す術なしといった様子で中村はカードを片付けた。
わずか5ターンの、瞬殺劇。
遠藤 1-0 中村
Game 2
冒頭の《天啓の光/Ray of Revelation》をサイドインしながらほくそえむ遠藤。
今度は中村の先行で、《ギデオンの法の番人/Gideon's Lawkeeper》→《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》と
進める。
一方の遠藤の勢いは止まらない。2ターン目までに3体のマナ・クリーチャーを並べると、
笑いながら「どうしよっかなー」とつぶやく。もはや余裕すら感じさせる。
そして遠藤はまたしても(デッキに1枚の)《業火のタイタン/Inferno Titan》を叩きつける!
これが、遠藤の勢いか。中村は冷静にこれを《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》で除去してみるが、
次に現れた《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells》の前に《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》は
攻撃に移ることができない。
このままでは終わってしまう中村は、土地が3枚で止まってしまうが《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》で
《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells》を対処しておくが、遠藤はさらに《極楽鳥/Birds of Paradise》
《刃の接合者/Blade Splicer》《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》を追加しつつ《ガヴォニーの居住区/Gavony Township》モードへ移行する。
しかも、こっそり《ガヴォニーの居住区/Gavony Township》は2枚おかれている。なんと、毎ターン最大2回まで起動ができてしまうのだ。
戦場にマナクリーチャーが4体並んでいるので、中村は早くクロックをかけなければ《極楽鳥/Birds of Paradise》に
蹂躙されるという屈辱の未来が待っている。
中村は力を込めて、ドロー。そして見事願っていた《平地/Plains》を引き込み、
願いを込めて《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》を戦場へ送り出す。遠藤は冷静に、サイコロを
テーブル上にぶちまけながらそれを自身の軍勢の上へと乗せていく。これだけサイズと数で勝っていれば、
《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》の攻撃もものともしない。
中村がそんな遠藤を尻目に2体目、3体目と《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》をキャストすると、
ここで遠藤がまさかの《出産の殻/Birthing Pod》をドロー。
《刃の接合者/Blade Splicer》を生贄に、《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》をサーチ、
《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》に化けながら中村の《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》を除去。
《業火のタイタン/Inferno Titan》が舞い戻り、《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells》も
場に復活するというビッグアクションを成功させる。
これには中村も天を仰ぐことしかできない。
《レオニンの遺物囲い/Leonin Relic-Warder》で《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》を退け
戻ってきた《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》で《業火のタイタン/Inferno Titan》は対処しておくが、
遠藤の《出産の殻/Birthing Pod》《ガヴォニーの居住区/Gavony Township》が止まっていない以上もはや勝負が決している。
《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》を生贄にしつつの《霊誉の僧兵/Geist-Honored Monk》を繰り出す。
なんとそのサイズは11/11。
ついでに、遠藤は今《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》のドローで引いてきた《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim》
を・・・
キャストしちゃった。
え?
遠藤「うわーーー!間違えたー!!」
そうです。これを出さなければ、《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells》が変身して《レオニンの遺物囲い/Leonin Relic-Warder》が
倒せて、《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》が帰ってきて・・・というお祭りが発生していたはずだったのだ!
しかしそうはいっても圧倒的過ぎる戦況。
ここで一旦場を整理してみよう。
中村
《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》
《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》
《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》
《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》
《レオニンの遺物囲い/Leonin Relic-Warder》
遠藤
《極楽鳥/Birds of Paradise》3/4
《極楽鳥/Birds of Paradise》3/4
《極楽鳥/Birds of Paradise》3/4
《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim》4/4
《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim》1/1
狼トークン5/5
狼トークン3/3
スピリットトークン1/1
スピリットトークン1/1
ゴーレムトークン6/6
《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells》3/3
《霊誉の僧兵/Geist-Honored Monk》 12/12←!!
(以上、すべて《ガヴォニーの居住区/Gavony Township》で絶賛成長中)
・・・これにはイニストラードの伝説の霊も、ミラディンの英雄3人衆も・・・
尻尾を巻いて逃げ出すしか残っていなかったのだった。
遠藤 2-0 中村
遠藤が勢いのままに、準決勝進出を決定させた!
遠藤 亮太 Wins!! Advanced to Semi-Final!
準々決勝:大根田 祥宏(東京) vs. 角岡 利幸(東京)
- 2012.03.22 Thursday
- PWCC 2012
- 17:28
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- by kaji
準々決勝:大根田 祥宏(東京) vs. 角岡 利幸(東京)
By Daisuke Kawasaki
多種多様なデッキが存在する現在のスタンダード。
しかし、このPWC Championshipのトップ8は、ほぼ2種類のデッキに染め上げられた。それは青白Delver Bladeと赤緑ケッシグだ。
準々決勝では、この中でも純正赤緑ケッシグを使用する角岡と、準緑単の《ダングローブの長老/Dungrove Elder》タイプをプレイする大根田のマッチをお届けしよう。
Game 1
先手の大根田がプレイした《極楽鳥/Birds of Paradise》を《感電破/Galvanic Blast》で角岡が打ち落とす立ち上がり。続いて2枚目の《極楽鳥/Birds of Paradise》を送り出してきた大根田に対して、手札に《鞭打ち炎/Whipflare》を持つ角岡は小考の末に、《不屈の自然/Rampant Growth》をプレイしてターンを返す。
土地が詰まり気味の大根田は、X=1で《緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith》をプレイして2枚目の《極楽鳥/Birds of Paradise》を戦場に追加。ここに先ほど貯めておいた《鞭打ち炎/Whipflare》が突き刺さる。
角岡はさらに《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》をプレイ。4枚目の土地を引けないでいる大根田は、この《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》を《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》でコピーして、やっと4枚目の土地を確保する。
6マナに達した角岡は、ここで《原始のタイタン/Primeval Titan》をプレイ。《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》と《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》のセットを戦場に追加すると、《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》を相打ちさせる。
この《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》の墓地に落ちた時の効果でも土地を引けない大根田。《原始のタイタン/Primeval Titan》のアタックは《内にいる獣/Beast Within》で防いだ物の、角岡の第二波、《業火のタイタン/Inferno Titan》が続いて戦場に追加される。
ここでやっと5枚目の土地である4枚目の《森》を引き当てた大根田。4/4の《ダングローブの長老/Dungrove Elder》を戦場に送り込む。角岡は《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》と《業火のタイタン/Inferno Titan》でアタック。《ダングローブの長老/Dungrove Elder》で《業火のタイタン/Inferno Titan》をブロックした大根田は《四肢切断/Dismember》をプレイして、《業火のタイタン/Inferno Titan》を逆に打ち落とす。角岡は2枚目となる《原始のタイタン/Primeval Titan》を戦場に追加する。
大根田は《殴打頭蓋/Batterskull》をプレイ、角岡の地上戦線の動きを大きく制限する。角岡は、《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》でアタックし、全力の《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》を打ち込むが、大根田は血を吐いての《四肢切断/Dismember》で応対する。
《殴打頭蓋/Batterskull》を《原始のタイタン/Primeval Titan》につっこませ、4点のライフを確保した大根田。《原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter》をプレイしてカードを6枚引くと、さらに《森》を追加する。
これでなんとかまくりきる兆しが見えた大根田だったが、角岡が2枚の《金屑の嵐/Slagstorm》をプレイした事で、残るライフを削りきられてしまったのだった。
角岡 1-0 大根田
Game 2
後手の角岡。軽い除去とマナ加速があるが、土地が《山》1枚という手札を悩んだ末にキープ。大根田が1ターン目にプレイした《極楽鳥/Birds of Paradise》こそ《感電破/Galvanic Blast》で打ち落とすが、2枚目の土地を引けず、ターンを返す。
そして、この隙に大根田は《ダングローブの長老/Dungrove Elder》を着地させる。ここでやっと2枚目の土地を引くが、それは《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》。幸い角岡の持つマナ加速のうち1枚は《太陽の宝球/Sphere of the Suns》だったのでこれをプレイする。
大根田はターンエンドに《太陽の宝球/Sphere of the Suns》へと《帰化/Naturalize(ISD)》。そして、自身のターンに2枚目の《ダングローブの長老/Dungrove Elder》をプレイする。
だが、この時点で大根田は《森》を3枚しかコントロールしていなかった。角岡は《山/Mountain(ISD)》をトップデックし、《金屑の嵐/Slagstorm》によって盤面を一掃した。
大根田 「よりによって《山》ひかれたか……」
角岡 「いや、2色出た方が嬉しかったですけどね」
角岡の手札では、《不屈の自然/Rampant Growth》がうなっている。
結局、返すターンに大根田がプレイした《原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter》を、4枚目の土地を得る事ができない角岡には対処できないのだった。
角岡 1-1 大根田
Game 3
先手の角岡、後手の大根田、共に、1ターン目の《極楽鳥/Birds of Paradise》から2ターン目の《不屈の自然/Rampant Growth》へとつなげる展開。
そして続くターンも、角岡は《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》、大根田は《不屈の自然/Rampant Growth》という違いはあるがマナ加速をつなげていく。使ったカードだけを見れば角岡の方がアドバンテージがあるが、大根田にはマナが残っている。《森》が4枚の状態で、《ダングローブの長老/Dungrove Elder》も追加する。
返すターンで角岡は《原始のタイタン/Primeval Titan》をプレイ。《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》を2枚サーチする。しかし、この《原始のタイタン/Primeval Titan》は、大根田がプレイした《解放された者、カーン/Karn Liberated》によってどこかへ追放されてしまう。
角岡は、《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》で大根田に毒カウンターをひとつ与えつつ、《極楽鳥/Birds of Paradise》にX=3の《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》を使い《解放された者、カーン/Karn Liberated》を対処する。大根田は自身のターンに《不屈の自然/Rampant Growth》でさらに《森》を追加する。
角岡は、2体の《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》でアタック。《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》の能力を使うことなく大根田に毒カウンターをのせ、大根田は毒が3つとなる。《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》での一気決戦も視野に入れ、2枚の《太陽の宝球/Sphere of the Suns》でマナを増やすが、ターンエンドに大根田は《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》2体へと《帰化/Naturalize(ISD)》。
突如責め手を失ってしまった角岡。大根田は7/7の《ダングローブの長老/Dungrove Elder》でアタックし、角岡のライフを13にする。一方の大根田のライフは20のまま。手札が《金屑の嵐/Slagstorm》と《内にいる獣/Beast Within》の角岡は《極楽鳥/Birds of Paradise》をチャンプブロックに使用しターンを終える。
ここでさらなるチャンプブロッカーとして《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》をプレイした角岡だったが推されているプレッシャーからか土地のサーチを忘れてしまう。角岡のライフを確認した大根田は《酸のスライム/Acidic Slime》で《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》を破壊しようと試みるが、角岡はブロッカー確保の為に、この《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》に《内にいる獣/Beast Within》を打ち込む。
3/3のビーストが、《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》の力を借りて、目下の脅威である《ダングローブの長老/Dungrove Elder》は討ち取るが、大根田は《殴打頭蓋/Batterskull》を追加する。
《酸のスライム/Acidic Slime》もろとも2枚の《金屑の嵐/Slagstorm》で流しきって1ターンを稼ぐ角岡だったが、その稼いだ1ターンは角岡に勝利をもたらすわけではなかった。
角岡 1-2 大根田
By Daisuke Kawasaki
多種多様なデッキが存在する現在のスタンダード。
しかし、このPWC Championshipのトップ8は、ほぼ2種類のデッキに染め上げられた。それは青白Delver Bladeと赤緑ケッシグだ。
準々決勝では、この中でも純正赤緑ケッシグを使用する角岡と、準緑単の《ダングローブの長老/Dungrove Elder》タイプをプレイする大根田のマッチをお届けしよう。
Game 1
先手の大根田がプレイした《極楽鳥/Birds of Paradise》を《感電破/Galvanic Blast》で角岡が打ち落とす立ち上がり。続いて2枚目の《極楽鳥/Birds of Paradise》を送り出してきた大根田に対して、手札に《鞭打ち炎/Whipflare》を持つ角岡は小考の末に、《不屈の自然/Rampant Growth》をプレイしてターンを返す。
土地が詰まり気味の大根田は、X=1で《緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith》をプレイして2枚目の《極楽鳥/Birds of Paradise》を戦場に追加。ここに先ほど貯めておいた《鞭打ち炎/Whipflare》が突き刺さる。
角岡はさらに《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》をプレイ。4枚目の土地を引けないでいる大根田は、この《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》を《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》でコピーして、やっと4枚目の土地を確保する。
6マナに達した角岡は、ここで《原始のタイタン/Primeval Titan》をプレイ。《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》と《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》のセットを戦場に追加すると、《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》を相打ちさせる。
この《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》の墓地に落ちた時の効果でも土地を引けない大根田。《原始のタイタン/Primeval Titan》のアタックは《内にいる獣/Beast Within》で防いだ物の、角岡の第二波、《業火のタイタン/Inferno Titan》が続いて戦場に追加される。
ここでやっと5枚目の土地である4枚目の《森》を引き当てた大根田。4/4の《ダングローブの長老/Dungrove Elder》を戦場に送り込む。角岡は《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》と《業火のタイタン/Inferno Titan》でアタック。《ダングローブの長老/Dungrove Elder》で《業火のタイタン/Inferno Titan》をブロックした大根田は《四肢切断/Dismember》をプレイして、《業火のタイタン/Inferno Titan》を逆に打ち落とす。角岡は2枚目となる《原始のタイタン/Primeval Titan》を戦場に追加する。
大根田は《殴打頭蓋/Batterskull》をプレイ、角岡の地上戦線の動きを大きく制限する。角岡は、《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》でアタックし、全力の《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》を打ち込むが、大根田は血を吐いての《四肢切断/Dismember》で応対する。
《殴打頭蓋/Batterskull》を《原始のタイタン/Primeval Titan》につっこませ、4点のライフを確保した大根田。《原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter》をプレイしてカードを6枚引くと、さらに《森》を追加する。
これでなんとかまくりきる兆しが見えた大根田だったが、角岡が2枚の《金屑の嵐/Slagstorm》をプレイした事で、残るライフを削りきられてしまったのだった。
角岡 1-0 大根田
Game 2
後手の角岡。軽い除去とマナ加速があるが、土地が《山》1枚という手札を悩んだ末にキープ。大根田が1ターン目にプレイした《極楽鳥/Birds of Paradise》こそ《感電破/Galvanic Blast》で打ち落とすが、2枚目の土地を引けず、ターンを返す。
そして、この隙に大根田は《ダングローブの長老/Dungrove Elder》を着地させる。ここでやっと2枚目の土地を引くが、それは《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》。幸い角岡の持つマナ加速のうち1枚は《太陽の宝球/Sphere of the Suns》だったのでこれをプレイする。
大根田はターンエンドに《太陽の宝球/Sphere of the Suns》へと《帰化/Naturalize(ISD)》。そして、自身のターンに2枚目の《ダングローブの長老/Dungrove Elder》をプレイする。
だが、この時点で大根田は《森》を3枚しかコントロールしていなかった。角岡は《山/Mountain(ISD)》をトップデックし、《金屑の嵐/Slagstorm》によって盤面を一掃した。
大根田 「よりによって《山》ひかれたか……」
角岡 「いや、2色出た方が嬉しかったですけどね」
角岡の手札では、《不屈の自然/Rampant Growth》がうなっている。
結局、返すターンに大根田がプレイした《原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter》を、4枚目の土地を得る事ができない角岡には対処できないのだった。
角岡 1-1 大根田
Game 3
先手の角岡、後手の大根田、共に、1ターン目の《極楽鳥/Birds of Paradise》から2ターン目の《不屈の自然/Rampant Growth》へとつなげる展開。
そして続くターンも、角岡は《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》、大根田は《不屈の自然/Rampant Growth》という違いはあるがマナ加速をつなげていく。使ったカードだけを見れば角岡の方がアドバンテージがあるが、大根田にはマナが残っている。《森》が4枚の状態で、《ダングローブの長老/Dungrove Elder》も追加する。
返すターンで角岡は《原始のタイタン/Primeval Titan》をプレイ。《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》を2枚サーチする。しかし、この《原始のタイタン/Primeval Titan》は、大根田がプレイした《解放された者、カーン/Karn Liberated》によってどこかへ追放されてしまう。
角岡は、《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》で大根田に毒カウンターをひとつ与えつつ、《極楽鳥/Birds of Paradise》にX=3の《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》を使い《解放された者、カーン/Karn Liberated》を対処する。大根田は自身のターンに《不屈の自然/Rampant Growth》でさらに《森》を追加する。
角岡は、2体の《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》でアタック。《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》の能力を使うことなく大根田に毒カウンターをのせ、大根田は毒が3つとなる。《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》での一気決戦も視野に入れ、2枚の《太陽の宝球/Sphere of the Suns》でマナを増やすが、ターンエンドに大根田は《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》2体へと《帰化/Naturalize(ISD)》。
突如責め手を失ってしまった角岡。大根田は7/7の《ダングローブの長老/Dungrove Elder》でアタックし、角岡のライフを13にする。一方の大根田のライフは20のまま。手札が《金屑の嵐/Slagstorm》と《内にいる獣/Beast Within》の角岡は《極楽鳥/Birds of Paradise》をチャンプブロックに使用しターンを終える。
ここでさらなるチャンプブロッカーとして《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》をプレイした角岡だったが推されているプレッシャーからか土地のサーチを忘れてしまう。角岡のライフを確認した大根田は《酸のスライム/Acidic Slime》で《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》を破壊しようと試みるが、角岡はブロッカー確保の為に、この《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》に《内にいる獣/Beast Within》を打ち込む。
3/3のビーストが、《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》の力を借りて、目下の脅威である《ダングローブの長老/Dungrove Elder》は討ち取るが、大根田は《殴打頭蓋/Batterskull》を追加する。
《酸のスライム/Acidic Slime》もろとも2枚の《金屑の嵐/Slagstorm》で流しきって1ターンを稼ぐ角岡だったが、その稼いだ1ターンは角岡に勝利をもたらすわけではなかった。
角岡 1-2 大根田
PWC Championship2012 トップ8プレイヤープロフィール
- 2012.03.22 Thursday
- PWCC 2012
- 17:21
- -
- trackbacks(0)
- -
- by kaji
氏名(HN)
遠藤 亮太(くーぴー)
居住している都道府県
埼玉県
マジックをよくプレイする場所
MagicOnline
PWCに参加しているペース(だいたいでOKです)
2ヶ月に1回くらい
今日のデッキと、選んだ理由、いちばん活躍したカード
白緑赤《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》:メタ的にいいと思ったから
《ガヴォニーの居住区/Gavony Township(ISD)》
今日の成績とBYEの数
6-0-1(0BYE)
尊敬するプレイヤー
鷲見 和夫
マジックで目指したい目標
PTでTop8
最後に、何か一言!(決勝への意気込みでも、PWCへの要望でも、なんでもOK!)
有名になりたい!! フィーチャーされたい!!!
氏名(HN)
鈴木 明由(アッキー)
居住している都道府県
東京都
マジックをよくプレイする場所
PWC、晴れる屋
PWCに参加しているペース(だいたいでOKです)
週1~2回
今日のデッキと、選んだ理由、いちばん活躍したカード
青白Delver:ここ2週間で24-3だったから。
《地下牢の霊/Dungeon Geists(DKA)》
今日の成績とBYEの数
3-1(3BYE)
尊敬するプレイヤー
渡辺 雄也
マジックで目指したい目標
最後に、何か一言!(決勝への意気込みでも、PWCへの要望でも、なんでもOK!)
氏名(HN)
大根田 祥宏(ぱう)
居住している都道府県
東京都
マジックをよくプレイする場所
PWC!
PWCに参加しているペース(だいたいでOKです)
週1、2回。出られるのは全部出てます。
今日のデッキと、選んだ理由、いちばん活躍したカード
緑単ダングローブ:デッキパワーで押し切れるから。
《ダングローブの長老/Dungrove Elder(M12)》!ちゃんと主役級の働きをしてくれました。
今日の成績とBYEの数
6-1(0BYE)
尊敬するプレイヤー
重鎮さん(笑)
マジックで目指したい目標
今年はGPベスト8!
最後に、何か一言!(決勝への意気込みでも、PWCへの要望でも、なんでもOK!)
朝から好きなキャラのことばっかり考えてたら勝てました!
氏名(HN)
角岡 利幸(どや岡)
居住している都道府県
東京都
マジックをよくプレイする場所
MagicOnline
PWCに参加しているペース(だいたいでOKです)
2ヶ月に1回
今日のデッキと、選んだ理由、いちばん活躍したカード
赤緑ケッシグ:手に馴染むから
《原始のタイタン/Primeval Titan(M12)》
今日の成績とBYEの数
6-1(1BYE)
尊敬するプレイヤー
鷲見 和夫、持木 和人(リミッツチャンプの)
マジックで目指したい目標
PT優勝
最後に、何か一言!(決勝への意気込みでも、PWCへの要望でも、なんでもOK!)
がんばります
氏名(HN)
和田 寛也(はのい)
居住している都道府県
東京都
マジックをよくプレイする場所
勝てる屋、晴れる屋、掘れる屋(笑)!!
PWCに参加しているペース(だいたいでOKです)
週1
今日のデッキと、選んだ理由、いちばん活躍したカード
グリクシステゼレット2012"Hanoi-Flare":黒ボムはこの環境の広がるゆく海。海を強く使えるテゼレットはNo1!
《オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren(ISD)》&《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas(MBS)》
今日の成績とBYEの数
5-0-2(1BYE)
尊敬するプレイヤー
内緒です><
マジックで目指したい目標
プロツアー優勝!
最後に、何か一言!(決勝への意気込みでも、PWCへの要望でも、なんでもOK!)
頑張ります^^
氏名(HN)
相澤 恵司(AKKA)
居住している都道府県
東京都
マジックをよくプレイする場所
PWC
PWCに参加しているペース(だいたいでOKです)
週1回 出れないことも多くありますが。
今日のデッキと、選んだ理由、いちばん活躍したカード
青白Delver:キャラで使い慣れているから。
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》
今日の成績とBYEの数
2-0(3BYE、2ID)
尊敬するプレイヤー
Paulo Vitor Damo da Rosa、渡辺 雄也、中村 修平
マジックで目指したい目標
ワールドには1回出てみたい。
最後に、何か一言!(決勝への意気込みでも、PWCへの要望でも、なんでもOK!)
PWCCは1没止まりなので、それ以上は行きたい。
願わくば、優勝したい!
氏名(HN)
萩原 雄太(Yuuta01)
居住している都道府県
埼玉県
マジックをよくプレイする場所
イエローサブマリンプレイソフト宮原店
PWCに参加しているペース(だいたいでOKです)
月に2~3回
今日のデッキと、選んだ理由、いちばん活躍したカード
赤緑ケッシグ
《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》
今日の成績とBYEの数
6-1(0BYE)
尊敬するプレイヤー
全プレイヤー
マジックで目指したい目標
GPで2日目以上に行ってベスト8!
最後に、何か一言!(決勝への意気込みでも、PWCへの要望でも、なんでもOK!)
勝ちます!
氏名(HN)
中村 肇(KAKAO)
居住している都道府県
神奈川
マジックをよくプレイする場所
PWCの会場かMO
PWCに参加しているペース(だいたいでOKです)
週1ないくらい
今日のデッキと、選んだ理由、いちばん活躍したカード
白青人間:ゾンビと赤緑ビートに強いと聞いたので。
《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader(MBS)》
今日の成績とBYEの数
5-1-1(1BYE)
尊敬するプレイヤー
渡辺 雄也と八十岡 翔太
マジックで目指したい目標
PTでTop8に入りたいなー。
最後に、何か一言!(決勝への意気込みでも、PWCへの要望でも、なんでもOK!)
先週、先々週とGPT優勝、準優勝なのにPWCポイント抜かされたので、
GPTとかでもポイントつけてください! QFは相性悪いんでもういいです。
Round 7:鈴木 明由(東京) vs. 塚本 樹詩(町田)
- 2012.03.21 Wednesday
- PWCC 2012
- 16:24
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- -
- by kaji
Round 7:鈴木 明由(東京) vs. 塚本 樹詩(町田)
By Daisuke Kawasaki
さて最終ラウンド。最上位卓はIDによってトップ8進出を確定させたが、一方でOP%の関係で5-0-1にもかかわらずIDのできない卓ができあがった。このラウンドではそのテーブルをフィーチャーしよう。
対戦するのは共に、PWCそのもの、少なくとも表裏を知り尽くしていると言っていい二人。
まずは、PWC Chanpionshipのカバレージといえばおなじみの鈴木 明由。毎年のPWC Chanpionshipのカバレージで必ずといっていいほどフィーチャーに呼ばれている印象があり、月並みな表現で申し訳ないのだが、非常に安定したプレイと成績を残すプレイヤーである。いわば、この対戦ではLaw(秩序)を司る。使用するデッキも、青白Deiver Bladeと非常に秩序。
対するのは、ただのChaos(混沌)。日本語公式、mtg-jp.comの構築劇場でもおなじみの塚本 樹詩。カオスが服を着て歩いているようなもの、という意味で「ウォーキング・カオス」呼んでも差し支えないだろう。
そんな塚本は青白緑のカオスなビートダウンを駆り、本日6回戦終了時点で1ゲームしか落としていないという無双ぶりを発揮している。しかし、カオスに支配された塚本が、トップ8入賞に目がくらみ、Round 6でIDという非常に秩序だった行動を取ってしまっているのが気になるところだ。
なんにしろ、このマッチに勝利した側がトップ8のイスを確実なものとする。トップ8に駒を進めるのは、秩序かカオスか。
Game 1
後手の塚本は、土地が4枚に《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim(ISD)》《絡み根の霊/Strangleroot Geist》《天使の運命/Angelic Destiny》という手札を、鈴木の《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》の前に顕わにする。
互いに2ターン目をマナオープンで終えた3ターン目。鈴木の《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》に対して、塚本は《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》で応対する。鈴木は《思案/Ponder》をプレイすると、《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》を戦場に送り出し、2マナを残してターンを終える。
ここで塚本は待ちに待った《絡み根の霊/Strangleroot Geist》をプレイ。ここに《マナ漏出/Mana Leak》を使わせると、《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》で殴った上で、2枚目の《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》を送り込む。
だが、しかし。《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》でめくれた鈴木のライブラリートップは《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》。これによってブロッカーの《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》が手札に戻されると、《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》の効果も含めて一挙10点のダメージ。塚本のライフはいきなり半分になってしまう。
鈴木はマナを3マナ残してターン終了。対する塚本は《極楽鳥/Birds of Paradise》2枚に《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》、《天使の運命/Angelic Destiny》という手札と、6マナで自身に残されたプランを必至で模索する。鈴木のライフは13。
ここで塚本が取った選択肢は、2体でアタックし、鈴木のライフを8にするものだった。さらにチャンプブロック用に2体の《極楽鳥/Birds of Paradise》と《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》を追加する。
この《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》は《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》からの《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》で手札に戻され、2体の《極楽鳥/Birds of Paradise》はチャンプに散る。
頼みの《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》が《地下牢の霊/Dungeon Geists》によって封じ込められ、塚本はこの大会2ゲーム目の敗北を喫する事となった。
鈴木 1-0 塚本
Game 2
3枚の土地に2枚の《極楽鳥/Birds of Paradise》、そして《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》と《天使の運命/Angelic Destiny》という初手をキープする先攻の塚本。1ターン目の《極楽鳥/Birds of Paradise》は、同じくキープした鈴木が1ターン目にもたらした《はらわた撃ち/Gut Shot》によって排除される。
鈴木は続いて《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》をプレイすると、塚本の2枚目の《極楽鳥/Birds of Paradise》を《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》で排除する。
そして、《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》は《マナ漏出/Mana Leak》を見せつけつつ《昆虫の逸脱者/Insectile Aberration(ISD)》に。塚本はすでに知っている《マナ漏出/Mana Leak》を《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》に使わせつつ、《極楽鳥/Birds of Paradise》《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》と盤面に追加していく。
だが、イニストラードの《誘惑蒔き/Sower of Temptation》こと《地下牢の霊/Dungeon Geists》2体がこれらのクリーチャーを次々と封じ込めつつクロックを強化すると、塚本は気持ちよく土地を片付けた。
鈴木 2-0 塚本
By Daisuke Kawasaki
さて最終ラウンド。最上位卓はIDによってトップ8進出を確定させたが、一方でOP%の関係で5-0-1にもかかわらずIDのできない卓ができあがった。このラウンドではそのテーブルをフィーチャーしよう。
対戦するのは共に、PWCそのもの、少なくとも表裏を知り尽くしていると言っていい二人。
まずは、PWC Chanpionshipのカバレージといえばおなじみの鈴木 明由。毎年のPWC Chanpionshipのカバレージで必ずといっていいほどフィーチャーに呼ばれている印象があり、月並みな表現で申し訳ないのだが、非常に安定したプレイと成績を残すプレイヤーである。いわば、この対戦ではLaw(秩序)を司る。使用するデッキも、青白Deiver Bladeと非常に秩序。
対するのは、ただのChaos(混沌)。日本語公式、mtg-jp.comの構築劇場でもおなじみの塚本 樹詩。カオスが服を着て歩いているようなもの、という意味で「ウォーキング・カオス」呼んでも差し支えないだろう。
そんな塚本は青白緑のカオスなビートダウンを駆り、本日6回戦終了時点で1ゲームしか落としていないという無双ぶりを発揮している。しかし、カオスに支配された塚本が、トップ8入賞に目がくらみ、Round 6でIDという非常に秩序だった行動を取ってしまっているのが気になるところだ。
なんにしろ、このマッチに勝利した側がトップ8のイスを確実なものとする。トップ8に駒を進めるのは、秩序かカオスか。
Game 1
後手の塚本は、土地が4枚に《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim(ISD)》《絡み根の霊/Strangleroot Geist》《天使の運命/Angelic Destiny》という手札を、鈴木の《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》の前に顕わにする。
互いに2ターン目をマナオープンで終えた3ターン目。鈴木の《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》に対して、塚本は《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》で応対する。鈴木は《思案/Ponder》をプレイすると、《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》を戦場に送り出し、2マナを残してターンを終える。
ここで塚本は待ちに待った《絡み根の霊/Strangleroot Geist》をプレイ。ここに《マナ漏出/Mana Leak》を使わせると、《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》で殴った上で、2枚目の《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》を送り込む。
だが、しかし。《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》でめくれた鈴木のライブラリートップは《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》。これによってブロッカーの《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》が手札に戻されると、《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》の効果も含めて一挙10点のダメージ。塚本のライフはいきなり半分になってしまう。
鈴木はマナを3マナ残してターン終了。対する塚本は《極楽鳥/Birds of Paradise》2枚に《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》、《天使の運命/Angelic Destiny》という手札と、6マナで自身に残されたプランを必至で模索する。鈴木のライフは13。
ここで塚本が取った選択肢は、2体でアタックし、鈴木のライフを8にするものだった。さらにチャンプブロック用に2体の《極楽鳥/Birds of Paradise》と《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》を追加する。
この《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》は《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》からの《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》で手札に戻され、2体の《極楽鳥/Birds of Paradise》はチャンプに散る。
頼みの《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》が《地下牢の霊/Dungeon Geists》によって封じ込められ、塚本はこの大会2ゲーム目の敗北を喫する事となった。
鈴木 1-0 塚本
Game 2
3枚の土地に2枚の《極楽鳥/Birds of Paradise》、そして《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》と《天使の運命/Angelic Destiny》という初手をキープする先攻の塚本。1ターン目の《極楽鳥/Birds of Paradise》は、同じくキープした鈴木が1ターン目にもたらした《はらわた撃ち/Gut Shot》によって排除される。
鈴木は続いて《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》をプレイすると、塚本の2枚目の《極楽鳥/Birds of Paradise》を《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》で排除する。
そして、《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》は《マナ漏出/Mana Leak》を見せつけつつ《昆虫の逸脱者/Insectile Aberration(ISD)》に。塚本はすでに知っている《マナ漏出/Mana Leak》を《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》に使わせつつ、《極楽鳥/Birds of Paradise》《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》と盤面に追加していく。
だが、イニストラードの《誘惑蒔き/Sower of Temptation》こと《地下牢の霊/Dungeon Geists》2体がこれらのクリーチャーを次々と封じ込めつつクロックを強化すると、塚本は気持ちよく土地を片付けた。
鈴木 2-0 塚本
Round 6:斉田 逸寛(東京) vs. 西條 雄一(神奈川)
- 2012.03.21 Wednesday
- PWCC 2012
- 16:19
- -
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- -
- by kaji
Round 6:斉田 逸寛(東京) vs. 西條 雄一(神奈川)
By Daisuke Kawasaki
全7ラウンドのPWCC予選ラウンドも残すところ2戦。この段階に来れば、次のマッチを見越してIDを始めるテーブルもあれば、ギリギリのラインで戦うテーブルもある。
このラウンドではそんなバブルマッチを戦うテーブルの中から、PWC Championshipのディフェンディングチャンピオンである斉田と、西條のマッチアップをお届けしよう。
昨シーズンのPWC Championshipは調整を重ねた赤緑ヴァラクートで制した斉田だったが、今大会に持ち込んだのはもちろん赤緑のケッシグ……ではなく、青黒ゾンビ。対する西條のデッキは、白赤緑《出産の殻/Birthing Pod》、ナヤポッドだ。
Game 1
先手の西條は、1ターン目に《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim(ISD)》をプレイ。対する斉田は《墓所這い/Gravecrawler》をプレイする。
この《墓所這い/Gravecrawler》は、西條が2ターン目に《極楽鳥/Birds of Paradise》とあわせてプレイしていた《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary》と相打つが、斉田は《戦墓のグール/Diregraf Ghoul(ISD)》をプレイし、墓地から《墓所這い/Gravecrawler》を呼び戻す。
度重なるマナ加速によって、3ターン目にして6マナを確保している西條。《霊誉の僧兵/Geist-Honored Monk(ISD)》をプレイし、回避能力に乏しいゾンビでは突破できないような盤面を作り上げる。
この西條からの出題に回答を用意しなければならない斉田。手札の《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》と《ゲラルフの伝書使/Geralf's Messenger》を見て、小考した末に《ゲラルフの伝書使/Geralf's Messenger》をプレイ。ここでやっとライフが変化する。
西條は警戒を持った《霊誉の僧兵/Geist-Honored Monk(ISD)》と2体の飛行でアタックし、一挙7点のダメージを稼ぎ出す。返すターンの斉田の行動は、《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》のプレイ。これは[-2]能力が起動され、西條はクリーチャーを1体生け贄に捧げなければならない。
大量のクリーチャーを並べている西條。《極楽鳥/Birds of Paradise》を生け贄に捧げる。そして、これが《悲劇的な過ち/Tragic Slip》の陰鬱をトリガーし、《霊誉の僧兵/Geist-Honored Monk(ISD)》が破壊されてしまう。
《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》こそ《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim(ISD)》のアタックで対処した西條だったが、《霊誉の僧兵/Geist-Honored Monk(ISD)》に戦線の構築を依存してしまっていた為、ゾンビの軍勢を押しとどめる事はできなかった。
斉田 1-0 西條
Game 2
互いにマリガンした展開。先手の西條は、1ターン目に《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim(ISD)》をプレイし、続いて《出産の殻/Birthing Pod》を設置する。
《戦墓のグール/Diregraf Ghoul(ISD)》からスタートしていた斉田は、2ターン目の《迫撃鞘/Mortarpod》で種となる《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim(ISD)》を除去する。
だが、西條も《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary》のプレイから、ライフを払っての《出産の殻/Birthing Pod》起動で《刃の接合者/Blade Splicer》を導き出す。斉田は《刃の接合者/Blade Splicer》を《戦墓のグール/Diregraf Ghoul(ISD)》に装備させた《迫撃鞘/Mortarpod》で除去する。
追加の弾は出せなかった西條だったが、しかし、西條は3/3のトークンをコントロールしている。この3/3が斉田のライフを削っていく。土地に次ぐ土地をドローした斉田。手札を見て、長考の末に《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》をプレイ。3/3のゴーレムトークンをコピーする。
これで盤面は均衡するかと思われたが……西條のトップデックは《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》。《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》が土地をもたらし、そして、《出産の殻/Birthing Pod》で新たな手札と《酸のスライム/Acidic Slime》をもたらす。
《酸のスライム/Acidic Slime》で《迫撃鞘/Mortarpod》を破壊された斉田だったが、しかしまだプランが無いわけではない。力強くドローすると、それは《戦墓のグール/Diregraf Ghoul(ISD)》。思い通りの内容ではなかったが、プランは修正せず、《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》をプレイすると、ゴーレムトークンに装備させてアタックし、西條の手札を捨てさせつつ、マナをアンタップする。
とはいえ、回復したマナの使い道が先ほどドローした《戦墓のグール/Diregraf Ghoul(ISD)》しかない斉田。《戦墓のグール/Diregraf Ghoul(ISD)》をプレイするとターンを返す。
かすかな可能性を模索する斉田だったが、しかし、西條の手札から《幻影の像/Phantasmal Image》がプレイされ、コピーした《酸のスライム/Acidic Slime》で《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》を破壊されると、その後の流れは想像がつく。
想像通り、《出産の殻/Birthing Pod》の贄となった「コストが5」の《幻影の像/Phantasmal Image》は、《太陽のタイタン/Sun Titan》をもたらし、その能力で復活、2体目の《太陽のタイタン/Sun Titan》となると、《刃の接合者/Blade Splicer》を呼び戻す。
もとより厳しかった盤面に、6/6が2体と3/3が1体追加されてしまっては、斉田も土地を片付けるしかなかった。
斉田 1-1 西條
Game 3
先手の斉田は《戦墓のグール/Diregraf Ghoul(ISD)》のプレイから《墓所這い/Gravecrawler》という展開。対する西條はマナクリーチャーからスタートできず、2ターン目の《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary》がファーストアクションとなる。
この《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary》を乗り越える術は持たない斉田。《戦墓の隊長/Diregraf Captain》をプレイし、相手のマナが増えるのもかまわずの力推しを試みる。西條は《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary》で《墓所這い/Gravecrawler》をブロックし、ライフを14点とする。
4マナにたどりついた西條は、《刃の接合者/Blade Splicer》と《極楽鳥/Birds of Paradise》をプレイ。斉田はここでも再び長考。そして、《迫撃鞘/Mortarpod》をプレイすると3/3となっている《戦墓のグール/Diregraf Ghoul(ISD)》でアタック。3/3先制攻撃のゴーレムがこれをブロックすると、《迫撃鞘/Mortarpod》で《刃の接合者/Blade Splicer》を排除して先制攻撃を奪う。土地を置いて、1マナで《墓所這い/Gravecrawler》を復活させてターンを終了する。
西條は、《天界の粛清/Celestial Purge》で《戦墓の隊長/Diregraf Captain》を追放すると、X=2の《緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith》で《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary》をサーチ。返して斉田は先ほどから持っていた《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》をプレイして戦場に残る唯一のゾンビである《墓所這い/Gravecrawler》をコピーする。
この《墓所這い/Gravecrawler》は《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary》と相打ちし、西條は追加の土地、斉田は復活させた《墓所這い/Gravecrawler》をそれぞれ手に入れる。改めてゾンビが2体並んでいる状況で斉田はターンを終了する。
ここで西條はX=5で《緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith》をプレイし、そして、《酸のスライム/Acidic Slime》で《迫撃鞘/Mortarpod》を破壊する。この《酸のスライム/Acidic Slime》が《墓所這い/Gravecrawler》をコピーした《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》と相打つと盤面がかなりスッキリする。
やっと平らな盤面を作り上げた西條は、ついに《野生の狩りの達人/Master of the Wild Hunt》を盤面に呼び出す。さらに《幻影の像/Phantasmal Image》をプレイしてこれをコピーしようとするが、しかしプレイにスタックしての《喉首狙い/Go for the Throat》によってその野望は打ち砕かれる。《幻影の像/Phantasmal Image》は《極楽鳥/Birds of Paradise》をコピーする。
ここで有効打を引けない斉田。ターンを返すと、西條は《太陽のタイタン/Sun Titan》をプレイ。これが《刃の接合者/Blade Splicer》を墓地から呼び戻し、戦況は一気に傾く。
《幻影の像/Phantasmal Image》をトップデックした斉田は、《太陽のタイタン/Sun Titan》をコピーして《迫撃鞘/Mortarpod》を戻すと、ターンを終了する。対して西條は、3/3と2/2、二つのトークンと《太陽のタイタン/Sun Titan》でアタック。《太陽のタイタン/Sun Titan》は《太陽のタイタン/Sun Titan》同士で相打ちする。西條は《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells》をプレイしてターンを終える。
そして、斉田のターンに入ったところでタイムアップ。追加5ターンでゲームが決まる事となる。
まずは斉田の0ターン目。《悲劇的な過ち/Tragic Slip》をドローした斉田は、《墓所這い/Gravecrawler》に《迫撃鞘/Mortarpod》を装備させ、《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary》を除去すると、憂鬱で《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells》を除去する。
続いて、西條の1ターン目。ここで西條は《出産の殻/Birthing Pod》をトップデック。だが《極楽鳥/Birds of Paradise》をコピーしている《幻影の像/Phantasmal Image》しか生け贄に捧げる対象が無く、再び《幻影の像/Phantasmal Image》をサーチして、3/3トークンをコピーする。
《墓所這い/Gravecrawler》をトップデックし、墓地から復活した初代《墓所這い/Gravecrawler》も含めて、2体のゾンビを《迫撃鞘/Mortarpod》で使い回して小型クリーチャーを除去する斉田だったが、西條が追加のクリーチャーを送り込み、斉田に逆転の目がなくなったところで投了した。
斉田 1-2 西條
By Daisuke Kawasaki
全7ラウンドのPWCC予選ラウンドも残すところ2戦。この段階に来れば、次のマッチを見越してIDを始めるテーブルもあれば、ギリギリのラインで戦うテーブルもある。
このラウンドではそんなバブルマッチを戦うテーブルの中から、PWC Championshipのディフェンディングチャンピオンである斉田と、西條のマッチアップをお届けしよう。
昨シーズンのPWC Championshipは調整を重ねた赤緑ヴァラクートで制した斉田だったが、今大会に持ち込んだのはもちろん赤緑のケッシグ……ではなく、青黒ゾンビ。対する西條のデッキは、白赤緑《出産の殻/Birthing Pod》、ナヤポッドだ。
Game 1
先手の西條は、1ターン目に《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim(ISD)》をプレイ。対する斉田は《墓所這い/Gravecrawler》をプレイする。
この《墓所這い/Gravecrawler》は、西條が2ターン目に《極楽鳥/Birds of Paradise》とあわせてプレイしていた《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary》と相打つが、斉田は《戦墓のグール/Diregraf Ghoul(ISD)》をプレイし、墓地から《墓所這い/Gravecrawler》を呼び戻す。
度重なるマナ加速によって、3ターン目にして6マナを確保している西條。《霊誉の僧兵/Geist-Honored Monk(ISD)》をプレイし、回避能力に乏しいゾンビでは突破できないような盤面を作り上げる。
この西條からの出題に回答を用意しなければならない斉田。手札の《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》と《ゲラルフの伝書使/Geralf's Messenger》を見て、小考した末に《ゲラルフの伝書使/Geralf's Messenger》をプレイ。ここでやっとライフが変化する。
西條は警戒を持った《霊誉の僧兵/Geist-Honored Monk(ISD)》と2体の飛行でアタックし、一挙7点のダメージを稼ぎ出す。返すターンの斉田の行動は、《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》のプレイ。これは[-2]能力が起動され、西條はクリーチャーを1体生け贄に捧げなければならない。
大量のクリーチャーを並べている西條。《極楽鳥/Birds of Paradise》を生け贄に捧げる。そして、これが《悲劇的な過ち/Tragic Slip》の陰鬱をトリガーし、《霊誉の僧兵/Geist-Honored Monk(ISD)》が破壊されてしまう。
《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》こそ《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim(ISD)》のアタックで対処した西條だったが、《霊誉の僧兵/Geist-Honored Monk(ISD)》に戦線の構築を依存してしまっていた為、ゾンビの軍勢を押しとどめる事はできなかった。
斉田 1-0 西條
Game 2
互いにマリガンした展開。先手の西條は、1ターン目に《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim(ISD)》をプレイし、続いて《出産の殻/Birthing Pod》を設置する。
《戦墓のグール/Diregraf Ghoul(ISD)》からスタートしていた斉田は、2ターン目の《迫撃鞘/Mortarpod》で種となる《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim(ISD)》を除去する。
だが、西條も《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary》のプレイから、ライフを払っての《出産の殻/Birthing Pod》起動で《刃の接合者/Blade Splicer》を導き出す。斉田は《刃の接合者/Blade Splicer》を《戦墓のグール/Diregraf Ghoul(ISD)》に装備させた《迫撃鞘/Mortarpod》で除去する。
追加の弾は出せなかった西條だったが、しかし、西條は3/3のトークンをコントロールしている。この3/3が斉田のライフを削っていく。土地に次ぐ土地をドローした斉田。手札を見て、長考の末に《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》をプレイ。3/3のゴーレムトークンをコピーする。
これで盤面は均衡するかと思われたが……西條のトップデックは《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》。《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》が土地をもたらし、そして、《出産の殻/Birthing Pod》で新たな手札と《酸のスライム/Acidic Slime》をもたらす。
《酸のスライム/Acidic Slime》で《迫撃鞘/Mortarpod》を破壊された斉田だったが、しかしまだプランが無いわけではない。力強くドローすると、それは《戦墓のグール/Diregraf Ghoul(ISD)》。思い通りの内容ではなかったが、プランは修正せず、《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》をプレイすると、ゴーレムトークンに装備させてアタックし、西條の手札を捨てさせつつ、マナをアンタップする。
とはいえ、回復したマナの使い道が先ほどドローした《戦墓のグール/Diregraf Ghoul(ISD)》しかない斉田。《戦墓のグール/Diregraf Ghoul(ISD)》をプレイするとターンを返す。
かすかな可能性を模索する斉田だったが、しかし、西條の手札から《幻影の像/Phantasmal Image》がプレイされ、コピーした《酸のスライム/Acidic Slime》で《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》を破壊されると、その後の流れは想像がつく。
想像通り、《出産の殻/Birthing Pod》の贄となった「コストが5」の《幻影の像/Phantasmal Image》は、《太陽のタイタン/Sun Titan》をもたらし、その能力で復活、2体目の《太陽のタイタン/Sun Titan》となると、《刃の接合者/Blade Splicer》を呼び戻す。
もとより厳しかった盤面に、6/6が2体と3/3が1体追加されてしまっては、斉田も土地を片付けるしかなかった。
斉田 1-1 西條
Game 3
先手の斉田は《戦墓のグール/Diregraf Ghoul(ISD)》のプレイから《墓所這い/Gravecrawler》という展開。対する西條はマナクリーチャーからスタートできず、2ターン目の《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary》がファーストアクションとなる。
この《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary》を乗り越える術は持たない斉田。《戦墓の隊長/Diregraf Captain》をプレイし、相手のマナが増えるのもかまわずの力推しを試みる。西條は《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary》で《墓所這い/Gravecrawler》をブロックし、ライフを14点とする。
4マナにたどりついた西條は、《刃の接合者/Blade Splicer》と《極楽鳥/Birds of Paradise》をプレイ。斉田はここでも再び長考。そして、《迫撃鞘/Mortarpod》をプレイすると3/3となっている《戦墓のグール/Diregraf Ghoul(ISD)》でアタック。3/3先制攻撃のゴーレムがこれをブロックすると、《迫撃鞘/Mortarpod》で《刃の接合者/Blade Splicer》を排除して先制攻撃を奪う。土地を置いて、1マナで《墓所這い/Gravecrawler》を復活させてターンを終了する。
西條は、《天界の粛清/Celestial Purge》で《戦墓の隊長/Diregraf Captain》を追放すると、X=2の《緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith》で《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary》をサーチ。返して斉田は先ほどから持っていた《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》をプレイして戦場に残る唯一のゾンビである《墓所這い/Gravecrawler》をコピーする。
この《墓所這い/Gravecrawler》は《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary》と相打ちし、西條は追加の土地、斉田は復活させた《墓所這い/Gravecrawler》をそれぞれ手に入れる。改めてゾンビが2体並んでいる状況で斉田はターンを終了する。
ここで西條はX=5で《緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith》をプレイし、そして、《酸のスライム/Acidic Slime》で《迫撃鞘/Mortarpod》を破壊する。この《酸のスライム/Acidic Slime》が《墓所這い/Gravecrawler》をコピーした《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》と相打つと盤面がかなりスッキリする。
やっと平らな盤面を作り上げた西條は、ついに《野生の狩りの達人/Master of the Wild Hunt》を盤面に呼び出す。さらに《幻影の像/Phantasmal Image》をプレイしてこれをコピーしようとするが、しかしプレイにスタックしての《喉首狙い/Go for the Throat》によってその野望は打ち砕かれる。《幻影の像/Phantasmal Image》は《極楽鳥/Birds of Paradise》をコピーする。
ここで有効打を引けない斉田。ターンを返すと、西條は《太陽のタイタン/Sun Titan》をプレイ。これが《刃の接合者/Blade Splicer》を墓地から呼び戻し、戦況は一気に傾く。
《幻影の像/Phantasmal Image》をトップデックした斉田は、《太陽のタイタン/Sun Titan》をコピーして《迫撃鞘/Mortarpod》を戻すと、ターンを終了する。対して西條は、3/3と2/2、二つのトークンと《太陽のタイタン/Sun Titan》でアタック。《太陽のタイタン/Sun Titan》は《太陽のタイタン/Sun Titan》同士で相打ちする。西條は《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells》をプレイしてターンを終える。
そして、斉田のターンに入ったところでタイムアップ。追加5ターンでゲームが決まる事となる。
まずは斉田の0ターン目。《悲劇的な過ち/Tragic Slip》をドローした斉田は、《墓所這い/Gravecrawler》に《迫撃鞘/Mortarpod》を装備させ、《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary》を除去すると、憂鬱で《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells》を除去する。
続いて、西條の1ターン目。ここで西條は《出産の殻/Birthing Pod》をトップデック。だが《極楽鳥/Birds of Paradise》をコピーしている《幻影の像/Phantasmal Image》しか生け贄に捧げる対象が無く、再び《幻影の像/Phantasmal Image》をサーチして、3/3トークンをコピーする。
《墓所這い/Gravecrawler》をトップデックし、墓地から復活した初代《墓所這い/Gravecrawler》も含めて、2体のゾンビを《迫撃鞘/Mortarpod》で使い回して小型クリーチャーを除去する斉田だったが、西條が追加のクリーチャーを送り込み、斉田に逆転の目がなくなったところで投了した。
斉田 1-2 西條
Round 5: 中村 肇(東京) vs. 木野田 保宏
- 2012.03.18 Sunday
- PWCC 2012
- 21:12
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- by kaji
Round 5: 中村 肇(東京) vs. 木野田 保宏
By Naoki Shimizu
「やっと呼んでもらえたよー」
そんなつぶやきが聞こえてきたのは中村から。
過去グランプリトップ8も経験している実力者であるとともに、PWCの常連だ。
何を隠そう、彼は第2期のミスター・PWCである。言わばミスター先輩。
このフィーチャーマッチエリアに呼ばれる機会を今か今かと待ちながら、着々と4つの
勝ち星を重ねてやってきた。
対する木野田。相澤恵司(茨城)のトップ独走が象徴的となった2011年のPWCポイント
レースで、見事8位に滑り込んだこちらも「PWC常連」であり「実力者」である。
むしろ、中村が2011年度のPWC参加数を減らしてしまった一方で、着々とポイントを
積み上げてきたぶん、木野田のほうが今回は「格上」と言ってもよいだろう。
中村が白青人間、対する木野田は黒青ゾンビ。イニストラード世界を代表するような、
白と黒の対決が始まる。
先手は中村。初手を見て暫し唸るも、キープを選択。
《宿命の旅人/Doomed Traveler》からゲームをスタートさせる。
続くターンに《清浄の名誉/Honor of the Pure》、
さらに《清浄の名誉/Honor of the Pure》、さらにさらに《清浄の名誉/Honor of the Pure》と
《ギデオンの法の番人/Gideon's Lawkeeper》を展開するという強烈な展開だ。
しかし木野田も負けていない。
まずは《墓所這い/Gravecrawler》からスタート。続いて《ゲラルフの伝書使/Geralf's Messenger》を
追加し、続いて《幻影の像/Phantasmal Image》で《ゲラルフの伝書使/Geralf's Messenger》を
複製しつつも《喉首狙い/Go for the Throat》で《ギデオンの法の番人/Gideon's Lawkeeper》を
退ける。《清浄の名誉/Honor of the Pure》は3枚あっても、クリーチャーの布陣がさびしい中村は
有利を活かすことができないのだ。
そして中村は「やっぱりか・・・」という感じで、4枚目の土地が引けないことを嘆く。
手札で《天使の運命/Angelic Destiny》《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》が泣いているのだ。
その中村を尻目に、木野田は《戦墓の隊長/Diregraf Captain》を戦場へ追加すると、中村が
自身の軍勢を展開できるようになる前に亡者たちの餌食とさせてしまった。
木野田 1-0 中村
マナトラブルに苦しんでしまった中村だが、次のゲームの初手は4枚の土地に
《教区の勇者/Champion of the Parish》、《天界の粛清/Celestial Purge》、
《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》とまずまず。
だがやはりというかなんというか。マナスクリューのあとにはマナフラッドがつきものだ。
《ゲラルフの伝書使/Geralf's Messenger》を軽々と《天界の粛清/Celestial Purge》し、
《墓地を刈り取るもの/Cemetery Reaper》を《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》で裁いた中村
だったが、その後《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》を引き込んだものの後続が続かない。
《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》のプロテクション黒は木野田にとって致命的だが、
これを《幻影の像/Phantasmal Image》のコピー能力でなんとか封じ込めることに成功する。
マナフラッドに苦しんでいる中村だったが、蓋を開けると木野田も同様だった。
主力である《ゲラルフの伝書使/Geralf's Messenger》を退けられてから、思うようにクロックを展開
することができない。《墓所這い/Gravecrawler》と《戦墓のグール/Diregraf Ghoul》を展開してみるが
ゲームが進んだ状態でこの1マナクリーチャーたちではあまりに役不足だ。
転機が訪れたのはその2ターン後。
中村が導いた《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》が、こう着状態を一気に打破せんと立ち上がったのだ。
通常であればすぐに《喉首狙い/Go for the Throat》で首を掻ききられてしまうところなのだが、お互いにマナが
洪水状態となっている現状。今回はすんなり生き残ってしまったのだ。
ここで木野田は勝負に出る。《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》で《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》をいったん
退けると、《攻撃的な行動/Act of Aggression》で《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》を一時的に
その配下につけたのだ。だが、その一斉攻撃をもってしても中村のライフを0とすることはできない。
やがて、《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》と《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》が、木野田に
襲い掛かると、木野田は次の戦いの準備を始めた。
木野田 1-1 中村
《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》をめぐる攻防が印象的なこのマッチアップ。
ゾンビにとっては致命的なこの騎士が、やはり勝負を決める3本目でもキーとなった。
先手となった木野田は《墓所這い/Gravecrawler》でゲームをスタートさせるが、
《清浄の名誉/Honor of the Pure》を受けた3ターン目の《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》に対して
対抗することができない。
《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》されてしまうと逆に中村敗勢、というところだったがここは
中村がその勝負強さを見せたといってもいいだろう。
《戦墓の隊長/Diregraf Captain》を並べつつ、《墓所這い/Gravecrawler》の突撃により1点のライフは削る
ものの、中村は《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》の6点攻撃では飽き足らず《宿命の旅人/Doomed Traveler》
《忠実な聖戦士/Loyal Cathar》を展開!
木野田はたまらず《喉首狙い/Go for the Throat》を連打して打開を図るが、死亡してもなおも戦場に残ってしまう
スピリットや《不浄の聖戦士/Unhallowed Cathar》に手を焼いてしまう。
その木野田をあざ笑うような《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt》。《清浄の名誉/Honor of the Pure》
の環境下、中村が完全に場の優位を確定させる。
対処に追われる木野田。なんとか一度《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》で《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》を
バウンスしてみるのだが、中村が容赦なく《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》を2体召還すると、
木野田は「参りました」とばかりに右手を差し出した。
木野田 1-2 中村
By Naoki Shimizu
「やっと呼んでもらえたよー」
そんなつぶやきが聞こえてきたのは中村から。
過去グランプリトップ8も経験している実力者であるとともに、PWCの常連だ。
何を隠そう、彼は第2期のミスター・PWCである。言わばミスター先輩。
このフィーチャーマッチエリアに呼ばれる機会を今か今かと待ちながら、着々と4つの
勝ち星を重ねてやってきた。
対する木野田。相澤恵司(茨城)のトップ独走が象徴的となった2011年のPWCポイント
レースで、見事8位に滑り込んだこちらも「PWC常連」であり「実力者」である。
むしろ、中村が2011年度のPWC参加数を減らしてしまった一方で、着々とポイントを
積み上げてきたぶん、木野田のほうが今回は「格上」と言ってもよいだろう。
中村が白青人間、対する木野田は黒青ゾンビ。イニストラード世界を代表するような、
白と黒の対決が始まる。
Game 1
先手は中村。初手を見て暫し唸るも、キープを選択。
《宿命の旅人/Doomed Traveler》からゲームをスタートさせる。
続くターンに《清浄の名誉/Honor of the Pure》、
さらに《清浄の名誉/Honor of the Pure》、さらにさらに《清浄の名誉/Honor of the Pure》と
《ギデオンの法の番人/Gideon's Lawkeeper》を展開するという強烈な展開だ。
しかし木野田も負けていない。
まずは《墓所這い/Gravecrawler》からスタート。続いて《ゲラルフの伝書使/Geralf's Messenger》を
追加し、続いて《幻影の像/Phantasmal Image》で《ゲラルフの伝書使/Geralf's Messenger》を
複製しつつも《喉首狙い/Go for the Throat》で《ギデオンの法の番人/Gideon's Lawkeeper》を
退ける。《清浄の名誉/Honor of the Pure》は3枚あっても、クリーチャーの布陣がさびしい中村は
有利を活かすことができないのだ。
そして中村は「やっぱりか・・・」という感じで、4枚目の土地が引けないことを嘆く。
手札で《天使の運命/Angelic Destiny》《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》が泣いているのだ。
その中村を尻目に、木野田は《戦墓の隊長/Diregraf Captain》を戦場へ追加すると、中村が
自身の軍勢を展開できるようになる前に亡者たちの餌食とさせてしまった。
木野田 1-0 中村
Game 2
マナトラブルに苦しんでしまった中村だが、次のゲームの初手は4枚の土地に
《教区の勇者/Champion of the Parish》、《天界の粛清/Celestial Purge》、
《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》とまずまず。
だがやはりというかなんというか。マナスクリューのあとにはマナフラッドがつきものだ。
《ゲラルフの伝書使/Geralf's Messenger》を軽々と《天界の粛清/Celestial Purge》し、
《墓地を刈り取るもの/Cemetery Reaper》を《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》で裁いた中村
だったが、その後《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》を引き込んだものの後続が続かない。
《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》のプロテクション黒は木野田にとって致命的だが、
これを《幻影の像/Phantasmal Image》のコピー能力でなんとか封じ込めることに成功する。
マナフラッドに苦しんでいる中村だったが、蓋を開けると木野田も同様だった。
主力である《ゲラルフの伝書使/Geralf's Messenger》を退けられてから、思うようにクロックを展開
することができない。《墓所這い/Gravecrawler》と《戦墓のグール/Diregraf Ghoul》を展開してみるが
ゲームが進んだ状態でこの1マナクリーチャーたちではあまりに役不足だ。
転機が訪れたのはその2ターン後。
中村が導いた《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》が、こう着状態を一気に打破せんと立ち上がったのだ。
通常であればすぐに《喉首狙い/Go for the Throat》で首を掻ききられてしまうところなのだが、お互いにマナが
洪水状態となっている現状。今回はすんなり生き残ってしまったのだ。
ここで木野田は勝負に出る。《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》で《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》をいったん
退けると、《攻撃的な行動/Act of Aggression》で《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》を一時的に
その配下につけたのだ。だが、その一斉攻撃をもってしても中村のライフを0とすることはできない。
やがて、《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》と《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》が、木野田に
襲い掛かると、木野田は次の戦いの準備を始めた。
木野田 1-1 中村
Game 3
《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》をめぐる攻防が印象的なこのマッチアップ。
ゾンビにとっては致命的なこの騎士が、やはり勝負を決める3本目でもキーとなった。
先手となった木野田は《墓所這い/Gravecrawler》でゲームをスタートさせるが、
《清浄の名誉/Honor of the Pure》を受けた3ターン目の《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》に対して
対抗することができない。
《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》されてしまうと逆に中村敗勢、というところだったがここは
中村がその勝負強さを見せたといってもいいだろう。
《戦墓の隊長/Diregraf Captain》を並べつつ、《墓所這い/Gravecrawler》の突撃により1点のライフは削る
ものの、中村は《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》の6点攻撃では飽き足らず《宿命の旅人/Doomed Traveler》
《忠実な聖戦士/Loyal Cathar》を展開!
木野田はたまらず《喉首狙い/Go for the Throat》を連打して打開を図るが、死亡してもなおも戦場に残ってしまう
スピリットや《不浄の聖戦士/Unhallowed Cathar》に手を焼いてしまう。
その木野田をあざ笑うような《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt》。《清浄の名誉/Honor of the Pure》
の環境下、中村が完全に場の優位を確定させる。
対処に追われる木野田。なんとか一度《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》で《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》を
バウンスしてみるのだが、中村が容赦なく《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》を2体召還すると、
木野田は「参りました」とばかりに右手を差し出した。
木野田 1-2 中村
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