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  • 2014.03.03 Monday
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Round1 伊藤大明vs斉田逸寛

by Yuuya Hosokawa

 ついに今期のミスターPWCが決定する、第400回PWCが開幕した。

 前述のとおり、現在PWCポイントレースを牽引するのは柳瀬で、それを追いかけるのが伊藤と中道となったのだが、2位の伊藤との差は21点。今回のPWCで得られるポイントが2倍で、更に決勝ラウンドが用意されているとは言ったものの、伊藤も中道も、柳瀬がよっぽどの成績をおさめない限りは、決勝ラウンドに進むことが、ミスターPWCへの最低条件となる。

 伊藤と中道にとって、ミスターPWCへの道は間違いなく険しいのだ。


 そんな負けられない戦いが始まった伊藤だが、早速第一回戦にして壁が立ちはだかる。

 関東ではおなじみの強豪、斉田逸寛が相先相手として伊藤の前に現れたのだ。

 斉田の握る得物は青単信心。先週の第399回PWCでも優勝を収めた、正真正銘の研ぎ澄まされた名刀である。

 この強力な刺客に対して、伊藤がシャッフルしているデッキは黒単信心。神々の軍勢が加入するまでは最も数の多かった2つのアーキタイプによる決戦。それも使用者が斉田、伊藤ともなると、熱戦になるのは必然であろう。

 2回のダイスロールの末、先手を得たのは伊藤。伊藤が先攻を宣言し、負けられない戦いの第一回戦は、静かに始まった。


GAME1


 ゲームは恐ろしいスピードで進行していった。

 《悪意の神殿/Temple of Malice》をタップインした伊藤はすぐに占術を終えると、後手の斉田は《雲ヒレの猛禽/Cloudfin Raptor》をプレイする。そして2ターン目に伊藤が《群れネズミ/Pack Rat》をキャストし、これに対して除去の無かった斉田は《審判官の使い魔/Judge's Familiar》、次のターンには《夜帷の死霊/Nightveil Specter》と戦場に送り込み、毎ターン《群れネズミ/Pack Rat》とのダメージレースを挑むことに。

 対して伊藤は3ターン目は《変わり谷/Mutavault》をセットしながらネズミを増やしたが、4ターン目は《冒涜の悪魔/Desecration Demon》。ちなみにここまでのお互いが費やした時間は合計で1分。

 そしてここまで使用しなかった時間を代わりに使っているわけではないだろうが、斉田はたっぷりと時間を費やしてこのダメージレースをどう制するかを考える。そして出した結論は、《凍結燃焼の奇魔/Frostburn Weird》をプレイして《変わり谷/Mutavault》をセットし、ターンを返すことだった。

 これに対して、伊藤も長考する。そしてやがて小さく、声を発した。

「戦闘」

 斉田は小さく手のひらを出す。《冒涜の悪魔/Desecration Demon》で攻撃しても良いというサインだ。伊藤は許可を得た《冒涜の悪魔/Desecration Demon》をレッドゾーンに滑らせる。そして《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》をプレイ。斉田の手札にあった唯一の呪文である《夜帷の死霊/Nightveil Specter》を落とす。
 
 が、ここで斉田が引き込んでいたのは《波使い/Master of Waves》!致死量となるトークンを生成し、伊藤に回答を迫る。もちろん伊藤はきちんと《究極の価格/Ultimate Price》を持っていて、トークンもろとも波を沈めると、今度はこちらの番だと言わん限りに、《冒涜の悪魔/Desecration Demon》を再び指差す。この悪魔に供物を捧げるか?という問いだ。

 ライフメモを見やった斉田は《変わり谷/Mutavault》をクリーチャー化して《冒涜の悪魔/Desecration Demon》に捧げる。伊藤は3体の《群れネズミ/Pack Rat》で攻撃し、斉田は全てスルーして残りライフを5に。沼と《変わり谷/Mutavault》を立たせて伊藤はターンを返す。

 斉田はドローし、慎重に計算する。《変わり谷/Mutavault》で《凍結燃焼の奇魔/Frostburn Weird》をブロックされたとしても足りる。だが念には念をと、斉田は今ドローした《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea》をプレイ。そして攻撃に入る。

 致死量分のクリーチャーがレッドゾーンに送り込まれ、伊藤は土地を畳――まずに、沼と《変わり谷/Mutavault》をタップした。そして《肉貪り/Devour Flesh》をプレイ。対象は自分。

 悪魔の肉を喰らった伊藤のライフは致死圏外に。

 《群れネズミ/Pack Rat》による介錯を待つことなく、斉田はカードを片付けた。


伊藤1−0斉田


GAME2


 斉田の《審判官の使い魔/Judge's Familiar》がまずは反撃の狼煙をあげると、3ターン目には少し遅れた《凍結燃焼の奇魔/Frostburn Weird》が戦場に降り立つ。伊藤のここでのアクションは《生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie》というイマイチなものだったが、更に斉田の手札を見て、顔をしかめることになる。

 そこには2枚の《家畜化/Domestication》と《夜帷の死霊/Nightveil Specter》があったのだ。

 もちろん斉田は喜んでこの《生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie》を奪い取る。盤面で圧倒的に押されている伊藤のアクションは《地下世界の人脈/Underworld Connections》と、ちょっとかみ合わないもの。

 この《地下世界の人脈/Underworld Connections》で必死に除去を探しに行く伊藤だったが、斉田の攻勢がそれを許さない。

 結局、斉田の家畜と化した《生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie》が、そのまま伊藤の生命までもを奪い取ってしまった。


伊藤1−1斉田


GAME3


 伊藤はこのゲームで皆勤賞となる1ターン目の《悪意の神殿/Temple of Malice》でゲームを始める。斉田も負けじと《審判官の使い魔/Judge's Familiar》を呼び出し、これは伊藤から放たれた《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》と1対1交換を終える。

 続けて《雲ヒレの猛禽/Cloudfin Raptor》を送り込んだ斉田だったが、伊藤がプレイした《夜帷の死霊/Nightveil Specter》の前に攻撃することはできず、こちらも《夜帷の死霊/Nightveil Specter》で答える。

 と、ここまで順調に展開していたのだが、伊藤に異変が起きる。4枚目の土地がないのだ。仕方なく、《漸増爆弾/Ratchet Bomb》を置く。

 事故に乗じてゲームを決めるべく、斉田は《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea》をプレイする。目に見えて押されているのは伊藤なのだが、まだその目は死んでいない。

 まずはここで待望の土地を引くと、《冒涜の悪魔/Desecration Demon》を戦場に送り込む。この《冒涜の悪魔/Desecration Demon》は、斉田の《波使い/Master of Waves》のトークンによって寝かされてしまうものの、その《波使い/Master of Waves》は《究極の価格/Ultimate Price》でしっかりと退ける。

 そしてここで打ち込んだ《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》で斉田が晒した手札は、2枚の《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea》に《夜帷の死霊/Nightveil Specter》というものだった。ちなみに《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea》は既に戦場に出ている。

 もちろん《夜帷の死霊/Nightveil Specter》が選ばれ、斉田はこのままでは、《漸増爆弾/Ratchet Bomb》を生贄に捧げられることで《雲ヒレの猛禽/Cloudfin Raptor》を失うと、信心が5を下回ってしまうのだが、そこは《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea》が自給自足する。結局、《潮縛りの魔道士/Tidebinder Mage》が斉田に届けられた。

 《夜帷の死霊/Nightveil Specter》と《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea》によって7点のダメージを受けた伊藤。もう間に合わせるにはここで土地を引くしかない。

 が、ドローは土地に非ず。《冒涜の悪魔/Desecration Demon》は《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea》が生贄となってタップされ、仕方なく《夜帷の死霊/Nightveil Specter》で攻撃する。と、これが念願の土地!

 《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》が7点を斉田から奪い取る。

 2枚目の《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea》を戦場に置いてみるも、ダメージレースで不利な現状では根本的解決にならない。

 
 ブロッカーである《潮縛りの魔道士/Tidebinder Mage》に《英雄の破滅/Hero's Downfall》が突きつけられると、斉田は手札と墓地と戦場にそれぞれある《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea》を見つめながら、悔しそうにカードを片付けた。


伊藤2−1斉田


伊藤Win!

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