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  • 2014.03.03 Monday
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Round 1 : 渡辺 雄也(神奈川) vs. 伊藤 大明(神奈川)

By Keita Mori

ここ東神奈川では189回目を迎えたPWC第四期最終戦。ほぼ満卓、109名の参加者によるスタンダード7回戦での開催となった。

R1watanabe渡辺 「二週間ぶりのスタンダードですよ」


苦笑しながらフィーチャーマッチのテーブルに着席するのは、世界が注目するスタンダードマスター、渡辺 雄也だ。彼は昨年度の日本代表チームでもスタンダードを任され、国別対抗団体戦での全勝という大記録を残している。「世界のISO」大礒 正嗣が主将としてその代表チームを率いていたわけだが、渡辺にスタンダードを任せるという決断に一片の迷いもなかったという。このPWCというトーナメントが輩出したスタープレイヤー、それが2007シーズンのRookie of the Yearに輝いた渡辺なのだ。


しかしながら、最近の渡辺はそれまで比べるとPWCへの参加機会が少なくなってしまったという。もちろんPWCこそがホームであると言い続けている「ミスターPWC」渡辺だが、彼はその活躍のステージを世界に求めたからだ。今や渡辺 雄也は、世界中を飛び回ってトーナメントシーンで活躍し続けており、先週末もシンガポールの地へと遠征してエクステンデッドで死闘を繰り広げていたのだ。



そんな遠征帰りの、しばらくスタンダードから離れていたという渡辺を迎え撃つのが伊藤 大明。伊藤もオンスロート時代からPWCに参加し続けているという、経験豊富なプレイヤーだ。彼は、通年で行われるポイントレース、「ミスターPWC」をめぐる戦いでも総合順位5位につけており、2007年度のThe Limitsにも出場した経験も持っている。


はたして、二人はどのような戦いを見せてくれるだろうか?


渡辺:青赤スワン
伊藤:白黒トークン


Game 1

R1ito2


今をときめくLSVが京都で使用していたデッキリストをもとにしているという伊藤が、この試合の先制の口火を切った。《秘儀の聖域/Arcane Sanctum》、《平地/Plains》とセットして2ターン目に《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler》を召喚し、渡辺の手札から《紅蓮地獄/Pyroclasm》を奪う。


《変わり谷/Mutavault》セットからスタートしていた渡辺の最初のアクションは、伊藤の3ターン目の《栄光の頌歌/Glorious Anthem》への《砕けた野望/Broken Ambitions》。


伊藤が《漕ぎ手》で2回アタックを行って時計の針を進めるが、渡辺も《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》の召喚を打ち消しつつ《漕ぎ手》もバウンスする《謎めいた命令/Cryptic Command》。2枚のペインランドを使用しながらではあったが、盤上の脅威を押しのけた。返すターンに渡辺は《連絡/Tidings》で手札を一気に補充し、土地を一枚ディスカード。いまだ青いマナベースが痛みをともなうため、渡辺の残り時間は少しずつなくなっていく。


タップアウトした渡辺を前に、伊藤はさきほどの「激突」の際に披露した《雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Ranger》を展開。渡辺は《レインジャー》の脇にならぶキスキン・トークンたちを《紅蓮地獄/Pyroclasm》で一掃するが、《レインジャー》本体のアタックによって残りライフ10となってしまう。


戦闘後に伊藤は2枚目となる《風立ての高地/Windbrisk Heights》をセットし、さらに《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler》を出し直す。ここで渡辺が見せた《連絡/Tidings》、《紅蓮地獄/Pyroclasm》、《砕けた野望/Broken Ambitions》という3枚から《紅蓮地獄》を奪いとった。


渡辺はこの試合二発目となる《連絡/Tidings》を詠唱して解決策を探す。しかし、4枚のカードを引き当てた彼は、小さく舌打ちした。《突撃の地鳴り/Seismic Assault》をディスカードしてターンを終えるミスターPWC。


そして、残りライフ10点となっている渡辺を前に、しっかり2マナを残して伊藤は《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane》をプレイした。もちろん、《砕けた野望/Broken Ambitions》はしっかりとケアされているわけで、このプレインズウォーカーが戦場に着地する。ここで即座に+1/+1能力起動が起動されて全軍突撃。これにより、渡辺の残りライフはわずか3点。


残り3点。しかし、今まさにドローした1枚をあわせて手札は8枚。渡辺は2枚の《変わり谷/Mutavault》を含めた5枚の土地をアンタップ状態で残しながら《突撃の地鳴り/Seismic Assault》を置き、伊藤の目をしっかりと見据えながらターンをゆっくりと返した。


ここが正念場、それは伊藤もしっかりと認識していた。


伊藤は慎重に自陣のリソースをアンタップし、《アジャニ》の+1/+1能力起動をゆっくりと宣言。渡辺がここでどんなアクションを起こすのか、伊藤は意識を集中させる。


「スタック」 


静かに宣言してから、渡辺は手札から2枚の土地を放り投げ、4/4になっていた《雲山羊のレインジャー》を葬る。これを受けて、4/4《変わり谷/Mutavault》と4/4《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler》でアタック宣言する伊藤。渡辺は《変わり谷》で《変わり谷》をチャンプブロックし、戦闘中に《潮の虚ろの漕ぎ手》に向けてさらに2枚の土地を放り投げた。戦闘後に伊藤は後続として《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》を送り出すが、これを渡辺が《霊魂放逐/Remove Soul》! しかし、伊藤はマナを使ってしまった渡辺の前に《苦花/Bitterblossom》を咲かせた。


神妙な面持ちで自ターンを迎えた渡辺はドローゴーでターンを渡す。渡辺の3枚の手札の内容は《砕けた野望/Broken Ambitions》2枚と《紅蓮地獄/Pyroclasm》だ。


あとひと押し、しかしながら、一歩間違えるとゲームの主導権を失ってしまいかねない緊張感も漂う。そんな張りつめた空気の中、伊藤は《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain》をプレイする。そして、これを渡辺が《砕けた野望/Broken Ambitions》X=4でカウンターした。なんと、ここで渡辺のライブラリー最上段からは《ブリン・アーゴルの白鳥/Swans of Bryn Argoll》がめくられた!


《変わり谷》を《変わり谷》でチャンプブロックした渡辺は自ターンに勢いよくライブラリーの上段から《ブリン・アーゴルの白鳥/Swans of Bryn Argoll》を叩きつけ、「ツードロー」と宣言しながら《紅蓮地獄/Pyroclasm》を打ち込んだ。現在、渡辺の残りライフは2点。


静かに盤面を見つめる伊藤。


《ブリン・アーゴルの白鳥/Swans of Bryn Argoll》に土地を投げつけ、なんとかドローからドローへとつながる「連鎖」を狙った渡辺だったが、鎖と鎖はつながらなかった。


伊藤 1-0 渡辺


Game 2


ラウンド残り時間20分を告げるアナウンスが流れる中、渡辺先手で第2ゲームがスタートした。両者マリガンなくオープニングセブンをキープ。


第1ゲームで快勝した伊藤が《風立ての高地/Windbrisk Heights》セットから《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler》を仕込み、続くターンに《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》を送りだした。


静かにドローゴーを繰り返す渡辺に対して、伊藤は追撃の一手として《思考囲い/Thoughtseize》を詠唱した。渡辺の手札は2枚の土地、2枚の《突撃の地鳴り/Seismic Assault》、《紅蓮地獄/Pyroclasm》と《砕けた野望/Broken Ambitions》が1枚ずつだった。ここで渡辺は《砕けた野望/Broken Ambitions》を失うことになる。


R1ito1手札を晒してしまった渡辺は《突撃の地鳴り/Seismic Assault》プレイしてターンを返した。伊藤は《幽体の行列/Spectral Procession》で上空に増援を送り込み、渡辺の《紅蓮地獄/Pyroclasm》を《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》起動で防いだ。


渡辺は土地を捨てて上空のトークン1体を除去し、このゲーム二発目となる《幽体の行列/Spectral Procession》を《否認/Negate》で退けた。さらに追撃してくるX=2の《思考の粉砕/Mind Shatter》を《放逐/Dismiss》モード、ドロー&カウンターの《謎めいた命令/Cryptic Command》で打ち消す渡辺。


伊藤の2体のトークンでの上空攻撃に対して《羽毛覆い/Plumeveil》での迎撃作戦を実行する渡辺だが、後続の《雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Ranger》が通ってしまう。


渡辺は2枚の《変わり谷/Mutavault》のうち片方でアタック宣言。返すターンに伊藤は《ブレンタンの
炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》を召喚し、その上で《羽毛覆い/Plumeveil》に《恐怖/Terror》を叩きこんでのフルアタックを敢行。なんとか渡辺も2枚目の《羽毛覆い》「瞬速」プレイで迎撃を試みるが、


伊藤の手札からは2枚目の《恐怖/Terror》。


伊藤 2-0 渡辺


見事、伊藤が勝利を飾った一戦だった。


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