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準々決勝:大根田 祥宏(東京) vs. 角岡 利幸(東京)
- 2012.03.22 Thursday
- PWCC 2012
- 17:28
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- by kaji
準々決勝:大根田 祥宏(東京) vs. 角岡 利幸(東京)
By Daisuke Kawasaki
多種多様なデッキが存在する現在のスタンダード。
しかし、このPWC Championshipのトップ8は、ほぼ2種類のデッキに染め上げられた。それは青白Delver Bladeと赤緑ケッシグだ。
準々決勝では、この中でも純正赤緑ケッシグを使用する角岡と、準緑単の《ダングローブの長老/Dungrove Elder》タイプをプレイする大根田のマッチをお届けしよう。
Game 1
先手の大根田がプレイした《極楽鳥/Birds of Paradise》を《感電破/Galvanic Blast》で角岡が打ち落とす立ち上がり。続いて2枚目の《極楽鳥/Birds of Paradise》を送り出してきた大根田に対して、手札に《鞭打ち炎/Whipflare》を持つ角岡は小考の末に、《不屈の自然/Rampant Growth》をプレイしてターンを返す。
土地が詰まり気味の大根田は、X=1で《緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith》をプレイして2枚目の《極楽鳥/Birds of Paradise》を戦場に追加。ここに先ほど貯めておいた《鞭打ち炎/Whipflare》が突き刺さる。
角岡はさらに《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》をプレイ。4枚目の土地を引けないでいる大根田は、この《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》を《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》でコピーして、やっと4枚目の土地を確保する。
6マナに達した角岡は、ここで《原始のタイタン/Primeval Titan》をプレイ。《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》と《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》のセットを戦場に追加すると、《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》を相打ちさせる。
この《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》の墓地に落ちた時の効果でも土地を引けない大根田。《原始のタイタン/Primeval Titan》のアタックは《内にいる獣/Beast Within》で防いだ物の、角岡の第二波、《業火のタイタン/Inferno Titan》が続いて戦場に追加される。
ここでやっと5枚目の土地である4枚目の《森》を引き当てた大根田。4/4の《ダングローブの長老/Dungrove Elder》を戦場に送り込む。角岡は《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》と《業火のタイタン/Inferno Titan》でアタック。《ダングローブの長老/Dungrove Elder》で《業火のタイタン/Inferno Titan》をブロックした大根田は《四肢切断/Dismember》をプレイして、《業火のタイタン/Inferno Titan》を逆に打ち落とす。角岡は2枚目となる《原始のタイタン/Primeval Titan》を戦場に追加する。
大根田は《殴打頭蓋/Batterskull》をプレイ、角岡の地上戦線の動きを大きく制限する。角岡は、《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》でアタックし、全力の《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》を打ち込むが、大根田は血を吐いての《四肢切断/Dismember》で応対する。
《殴打頭蓋/Batterskull》を《原始のタイタン/Primeval Titan》につっこませ、4点のライフを確保した大根田。《原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter》をプレイしてカードを6枚引くと、さらに《森》を追加する。
これでなんとかまくりきる兆しが見えた大根田だったが、角岡が2枚の《金屑の嵐/Slagstorm》をプレイした事で、残るライフを削りきられてしまったのだった。
角岡 1-0 大根田
Game 2
後手の角岡。軽い除去とマナ加速があるが、土地が《山》1枚という手札を悩んだ末にキープ。大根田が1ターン目にプレイした《極楽鳥/Birds of Paradise》こそ《感電破/Galvanic Blast》で打ち落とすが、2枚目の土地を引けず、ターンを返す。
そして、この隙に大根田は《ダングローブの長老/Dungrove Elder》を着地させる。ここでやっと2枚目の土地を引くが、それは《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》。幸い角岡の持つマナ加速のうち1枚は《太陽の宝球/Sphere of the Suns》だったのでこれをプレイする。
大根田はターンエンドに《太陽の宝球/Sphere of the Suns》へと《帰化/Naturalize(ISD)》。そして、自身のターンに2枚目の《ダングローブの長老/Dungrove Elder》をプレイする。
だが、この時点で大根田は《森》を3枚しかコントロールしていなかった。角岡は《山/Mountain(ISD)》をトップデックし、《金屑の嵐/Slagstorm》によって盤面を一掃した。
大根田 「よりによって《山》ひかれたか……」
角岡 「いや、2色出た方が嬉しかったですけどね」
角岡の手札では、《不屈の自然/Rampant Growth》がうなっている。
結局、返すターンに大根田がプレイした《原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter》を、4枚目の土地を得る事ができない角岡には対処できないのだった。
角岡 1-1 大根田
Game 3
先手の角岡、後手の大根田、共に、1ターン目の《極楽鳥/Birds of Paradise》から2ターン目の《不屈の自然/Rampant Growth》へとつなげる展開。
そして続くターンも、角岡は《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》、大根田は《不屈の自然/Rampant Growth》という違いはあるがマナ加速をつなげていく。使ったカードだけを見れば角岡の方がアドバンテージがあるが、大根田にはマナが残っている。《森》が4枚の状態で、《ダングローブの長老/Dungrove Elder》も追加する。
返すターンで角岡は《原始のタイタン/Primeval Titan》をプレイ。《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》を2枚サーチする。しかし、この《原始のタイタン/Primeval Titan》は、大根田がプレイした《解放された者、カーン/Karn Liberated》によってどこかへ追放されてしまう。
角岡は、《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》で大根田に毒カウンターをひとつ与えつつ、《極楽鳥/Birds of Paradise》にX=3の《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》を使い《解放された者、カーン/Karn Liberated》を対処する。大根田は自身のターンに《不屈の自然/Rampant Growth》でさらに《森》を追加する。
角岡は、2体の《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》でアタック。《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》の能力を使うことなく大根田に毒カウンターをのせ、大根田は毒が3つとなる。《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》での一気決戦も視野に入れ、2枚の《太陽の宝球/Sphere of the Suns》でマナを増やすが、ターンエンドに大根田は《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》2体へと《帰化/Naturalize(ISD)》。
突如責め手を失ってしまった角岡。大根田は7/7の《ダングローブの長老/Dungrove Elder》でアタックし、角岡のライフを13にする。一方の大根田のライフは20のまま。手札が《金屑の嵐/Slagstorm》と《内にいる獣/Beast Within》の角岡は《極楽鳥/Birds of Paradise》をチャンプブロックに使用しターンを終える。
ここでさらなるチャンプブロッカーとして《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》をプレイした角岡だったが推されているプレッシャーからか土地のサーチを忘れてしまう。角岡のライフを確認した大根田は《酸のスライム/Acidic Slime》で《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》を破壊しようと試みるが、角岡はブロッカー確保の為に、この《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》に《内にいる獣/Beast Within》を打ち込む。
3/3のビーストが、《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》の力を借りて、目下の脅威である《ダングローブの長老/Dungrove Elder》は討ち取るが、大根田は《殴打頭蓋/Batterskull》を追加する。
《酸のスライム/Acidic Slime》もろとも2枚の《金屑の嵐/Slagstorm》で流しきって1ターンを稼ぐ角岡だったが、その稼いだ1ターンは角岡に勝利をもたらすわけではなかった。
角岡 1-2 大根田
By Daisuke Kawasaki
多種多様なデッキが存在する現在のスタンダード。
しかし、このPWC Championshipのトップ8は、ほぼ2種類のデッキに染め上げられた。それは青白Delver Bladeと赤緑ケッシグだ。
準々決勝では、この中でも純正赤緑ケッシグを使用する角岡と、準緑単の《ダングローブの長老/Dungrove Elder》タイプをプレイする大根田のマッチをお届けしよう。
Game 1
先手の大根田がプレイした《極楽鳥/Birds of Paradise》を《感電破/Galvanic Blast》で角岡が打ち落とす立ち上がり。続いて2枚目の《極楽鳥/Birds of Paradise》を送り出してきた大根田に対して、手札に《鞭打ち炎/Whipflare》を持つ角岡は小考の末に、《不屈の自然/Rampant Growth》をプレイしてターンを返す。
土地が詰まり気味の大根田は、X=1で《緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith》をプレイして2枚目の《極楽鳥/Birds of Paradise》を戦場に追加。ここに先ほど貯めておいた《鞭打ち炎/Whipflare》が突き刺さる。
角岡はさらに《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》をプレイ。4枚目の土地を引けないでいる大根田は、この《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》を《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》でコピーして、やっと4枚目の土地を確保する。
6マナに達した角岡は、ここで《原始のタイタン/Primeval Titan》をプレイ。《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》と《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》のセットを戦場に追加すると、《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》を相打ちさせる。
この《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》の墓地に落ちた時の効果でも土地を引けない大根田。《原始のタイタン/Primeval Titan》のアタックは《内にいる獣/Beast Within》で防いだ物の、角岡の第二波、《業火のタイタン/Inferno Titan》が続いて戦場に追加される。
ここでやっと5枚目の土地である4枚目の《森》を引き当てた大根田。4/4の《ダングローブの長老/Dungrove Elder》を戦場に送り込む。角岡は《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》と《業火のタイタン/Inferno Titan》でアタック。《ダングローブの長老/Dungrove Elder》で《業火のタイタン/Inferno Titan》をブロックした大根田は《四肢切断/Dismember》をプレイして、《業火のタイタン/Inferno Titan》を逆に打ち落とす。角岡は2枚目となる《原始のタイタン/Primeval Titan》を戦場に追加する。
大根田は《殴打頭蓋/Batterskull》をプレイ、角岡の地上戦線の動きを大きく制限する。角岡は、《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》でアタックし、全力の《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》を打ち込むが、大根田は血を吐いての《四肢切断/Dismember》で応対する。
《殴打頭蓋/Batterskull》を《原始のタイタン/Primeval Titan》につっこませ、4点のライフを確保した大根田。《原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter》をプレイしてカードを6枚引くと、さらに《森》を追加する。
これでなんとかまくりきる兆しが見えた大根田だったが、角岡が2枚の《金屑の嵐/Slagstorm》をプレイした事で、残るライフを削りきられてしまったのだった。
角岡 1-0 大根田
Game 2
後手の角岡。軽い除去とマナ加速があるが、土地が《山》1枚という手札を悩んだ末にキープ。大根田が1ターン目にプレイした《極楽鳥/Birds of Paradise》こそ《感電破/Galvanic Blast》で打ち落とすが、2枚目の土地を引けず、ターンを返す。
そして、この隙に大根田は《ダングローブの長老/Dungrove Elder》を着地させる。ここでやっと2枚目の土地を引くが、それは《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》。幸い角岡の持つマナ加速のうち1枚は《太陽の宝球/Sphere of the Suns》だったのでこれをプレイする。
大根田はターンエンドに《太陽の宝球/Sphere of the Suns》へと《帰化/Naturalize(ISD)》。そして、自身のターンに2枚目の《ダングローブの長老/Dungrove Elder》をプレイする。
だが、この時点で大根田は《森》を3枚しかコントロールしていなかった。角岡は《山/Mountain(ISD)》をトップデックし、《金屑の嵐/Slagstorm》によって盤面を一掃した。
大根田 「よりによって《山》ひかれたか……」
角岡 「いや、2色出た方が嬉しかったですけどね」
角岡の手札では、《不屈の自然/Rampant Growth》がうなっている。
結局、返すターンに大根田がプレイした《原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter》を、4枚目の土地を得る事ができない角岡には対処できないのだった。
角岡 1-1 大根田
Game 3
先手の角岡、後手の大根田、共に、1ターン目の《極楽鳥/Birds of Paradise》から2ターン目の《不屈の自然/Rampant Growth》へとつなげる展開。
そして続くターンも、角岡は《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》、大根田は《不屈の自然/Rampant Growth》という違いはあるがマナ加速をつなげていく。使ったカードだけを見れば角岡の方がアドバンテージがあるが、大根田にはマナが残っている。《森》が4枚の状態で、《ダングローブの長老/Dungrove Elder》も追加する。
返すターンで角岡は《原始のタイタン/Primeval Titan》をプレイ。《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》を2枚サーチする。しかし、この《原始のタイタン/Primeval Titan》は、大根田がプレイした《解放された者、カーン/Karn Liberated》によってどこかへ追放されてしまう。
角岡は、《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》で大根田に毒カウンターをひとつ与えつつ、《極楽鳥/Birds of Paradise》にX=3の《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》を使い《解放された者、カーン/Karn Liberated》を対処する。大根田は自身のターンに《不屈の自然/Rampant Growth》でさらに《森》を追加する。
角岡は、2体の《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》でアタック。《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》の能力を使うことなく大根田に毒カウンターをのせ、大根田は毒が3つとなる。《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》での一気決戦も視野に入れ、2枚の《太陽の宝球/Sphere of the Suns》でマナを増やすが、ターンエンドに大根田は《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》2体へと《帰化/Naturalize(ISD)》。
突如責め手を失ってしまった角岡。大根田は7/7の《ダングローブの長老/Dungrove Elder》でアタックし、角岡のライフを13にする。一方の大根田のライフは20のまま。手札が《金屑の嵐/Slagstorm》と《内にいる獣/Beast Within》の角岡は《極楽鳥/Birds of Paradise》をチャンプブロックに使用しターンを終える。
ここでさらなるチャンプブロッカーとして《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》をプレイした角岡だったが推されているプレッシャーからか土地のサーチを忘れてしまう。角岡のライフを確認した大根田は《酸のスライム/Acidic Slime》で《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》を破壊しようと試みるが、角岡はブロッカー確保の為に、この《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》に《内にいる獣/Beast Within》を打ち込む。
3/3のビーストが、《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》の力を借りて、目下の脅威である《ダングローブの長老/Dungrove Elder》は討ち取るが、大根田は《殴打頭蓋/Batterskull》を追加する。
《酸のスライム/Acidic Slime》もろとも2枚の《金屑の嵐/Slagstorm》で流しきって1ターンを稼ぐ角岡だったが、その稼いだ1ターンは角岡に勝利をもたらすわけではなかった。
角岡 1-2 大根田
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