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  • 2014.03.03 Monday
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Round5 人見将亮(Team Blackmaster)vs細江岳(GAC ++)

by Yuuya Hosokawa

 チームスタンダードも終盤戦。現在1敗同士のチームから、ビートダウン同士のマッチをお届けしよう。

 東に座るは、関西出身のトーナメントプレイヤー、人見将亮。関西プレイヤーはビートダウンを好むという、本当かどうかよくわからない通説がマジック界にはあるが、人見の使用するデッキはグルールアグロである。

ギルド門侵犯加入後のスタンダードではビートダウンの多くは《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary(GTC)》を主軸に組まれることが多いためか、赤緑+一色というカラーのビートダウンが多いが、純正二色のグルールビートダウンの良さは、なんといっても色マナの安定性である。

 対するは細江岳。今日はジャンドカラーのビートダウンを使用している。ブン回れば最強のデッキと言っても過言ではないのだが、三色ゆえ事故りやすく、またギルドランドでダメージを受ける分、ビートダウン同士の対決で少し不利である。

 ほぼ同じ速度を持った二つのビートダウン。熾烈なライフレースを制すのは果たして人見か、細江か。

 GAME1

 
 《草むした墓/Overgrown Tomb(RTR)》からの《実験体/Experiment One(GTC)》という上々の立ち上がりの細江。返す刀で人見は《流城の貴族/Stromkirk Noble(ISD)》をプレイする。

 ここで細江は《流城の貴族/Stromkirk Noble(ISD)》に対して有効なブロッカーである《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》を戦場に追加して《実験体/Experiment One(GTC)》をひとつ成長させて攻撃する。《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary(GTC)》、《火打ち蹄の猪/Flinthoof Boar(M13)》、《灼熱の槍/Searing Spear(M13)》と持っている人見はここで少考し、《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary(GTC)》をプレイして《灼熱の槍/Searing Spear(M13)》を《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》に打ち込み、《流城の貴族/Stromkirk Noble(ISD)》を2/2にすることにした。

 ここで細江は生物を追加するのではなく、将来的に脅威になりそうな《流城の貴族/Stromkirk Noble(ISD)》に《戦慄掘り/Dreadbore(RTR)》を打つ。

 そのお返しとばかりに人見は《火柱/Pillar of Flame(AVR)》で《実験体/Experiment One(GTC)》を追放すると、《ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler(RTR)》を追加して攻撃の手を緩めない。

 4枚目の土地をセットした細江は《ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat(DKA)》でダメージレースを挑むが、人見は1ターン遅れて3マナ目を手に入れ、《火打ち蹄の猪/Flinthoof Boar(M13)》に速攻をつけて一気にライフを落としに掛かる。



 こうなってしまってば細江は守るしかなく、《ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat(DKA)》を仕方なく立たせて自分のターンを終える。

 人見が《火柱/Pillar of Flame(AVR)》を公開すると、細江には次の自分のターンがないことを悟った。


 人見1-0細江


 GAME2


 《踏み鳴らされる地/Stomping Ground(GTC)》のタップインの鏡打ちという静かな立ち上がりで始まった第二ゲームだったが、次のターンに一気に加熱した。細江が《絡み根の霊/Strangleroot Geist(DKA)》で攻撃すれば、人見は《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary(GTC)》からの《火打ち蹄の猪/Flinthoof Boar(M13)》で次の戦闘に備える。

 立ち止まるわけにはいかないと、《火打ち蹄の猪/Flinthoof Boar(M13)》を《炬火の炎/Flames of the Firebrand(M13)》で除去した細江は《絡み根の霊/Strangleroot Geist(DKA)》で果敢に攻撃を続けるが、一番最悪なカードである《火柱/Pillar of Flame(AVR)》を食らってしまう。

 が、人見には土地がなく、《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary(GTC)》で攻撃するのみ。

 ここでの細江のドローは少し寂しい《忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned(AVR)》だったが、それでもプレイしない手はないと、X=2でプレイする。

 またもや1ターン遅れながら土地を引くことができた人見は《ボロスの反攻者/Boros Reckoner(GTC)》をプレイするも、これは即座に細江が《戦慄掘り/Dreadbore(RTR)》。

 そして人見の次の生物となる《火打ち蹄の猪/Flinthoof Boar(M13)》もすぐに除去したものの、その間に土地を引き続けていた細江は、新たに戦場に現れた《ゴーア族の暴行者/Ghor-Clan Rampager(GTC)》に対して触れることができない。



 一回、二回…見る見るうちに細江のライフは減っていく。残りライフが5になったところで《雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite(M13)》をドローするも、人見の手札はあまりにも多い。

 結局《ゴーア族の暴行者/Ghor-Clan Rampager(GTC)》が戦場から消えるよりも先に、細江のライフは0を下回ってしまったのだった。


 人見2-0細江

Round3 和田寛也(Hatten Tank Top)vs守屋大輔(GOPPM)

by Yuuya Hosokawa


 プロツアーギルド門侵犯で鮮烈なデビューを飾ったthe Aristocrat。《ボロスの反攻者/Boros Reckoner(GTC)》、《カルテルの貴種/Cartel Aristocrat(GTC)》という二種類のカードは、確かにスタンダード環境にギルド門侵犯が加わったということを、プレイヤーたちに、プロツアー優勝という形で教えてくれた。

 ギルド門侵犯で生まれたthe Aristocratは、ドラゴンの迷路によってどんな進化を遂げたのか――このフューチャーマッチでその答えが出るかもしれない。

 チーム『Hatten Tank Top』のHattenこと和田寛也。くだんのプロツアーギルド門侵犯にも出場していた、今最もホットなトーナメントプレイヤーだ。そしてそんな彼がシャッフルしているデッキはthe Aristocrat。ちなみにタンクトップは着ていない。



 一方のチーム『GOPPM』から和田と対峙することになったのは、PWCチャンピオンシップでのトップ8が記憶に新しい、守屋大輔である。使用デッキもチャンピオンシップのときから愛用しているジャンドカラーの速攻クリーチャーをふんだんに詰め込んだビートダウンだ。

 互いにビートダウンではあるが、守屋のデッキのほうがより攻撃的だ。和田がそれをいなすか、守屋が押しつぶすか。激しい熱戦に期待したい。


 GAME1


 二つのダイスで12を出した和田がすぐにキープし、同じぐらいのスピードで守屋はマリガンを決める。次に配られた6枚には満足いった様子。

 《血の墓所/Blood Crypt(RTR)》と《根縛りの岩山/Rootbound Crag(M13)》のタップインでゲームは幕を開け、戦場に現れた最初のクリーチャーは《宿命の旅人/Doomed Traveler(ISD)》となった。
 
 守屋のキャストした《絡み根の霊/Strangleroot Geist(DKA)》を一度は和田はスルーするが、次のターンに《ボロスの反攻者/Boros Reckoner(GTC)》を加え、二度目の攻撃に対しては《宿命の旅人/Doomed Traveler(ISD)》で相打ちを取ることを選ぶ。

 守屋は《火打ち蹄の猪/Flinthoof Boar(M13)》をプレイするものの、追加の土地はない。マリガンがそのまま響いてしまっている。

 が、和田はこの守屋の事故に乗じることができない。《宿命の旅人/Doomed Traveler(ISD)》が産み落とした飛行トークンで攻撃し、土地を置くのみ。そして続くターンも守屋は土地を引けずに何も行動ができず、和田も土地を置いて攻撃をするのみ。

 ようやく守屋は土地を引くも《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit(M13)》。和田の飛行トークンが3回目のアタックを終え、追加のクリーチャーとして《血の芸術家/Blood Artist(AVR)》が戦場に現れる。事故に乗じて攻めたい和田からすれば心もとない。

 タップインを挟んだにせよ手札にあるカードをやっと消化できるようになった守屋は、まず《火打ち蹄の猪/Flinthoof Boar(M13)》と《絡み根の霊/Strangleroot Geist(DKA)》で攻撃する。

これに対して3マナをたたせている和田は、まず《絡み根の霊/Strangleroot Geist(DKA)》を《ボロスの反攻者/Boros Reckoner(GTC)》でブロックし、先制攻撃をつけて守屋のアクションをうかがう。《ゴーア族の暴行者/Ghor-Clan Rampager(GTC)》を持っている守屋ではあったが、和田の立たせている2マナを恐れて湧血することはせず、《絡み根の霊/Strangleroot Geist(DKA)》を一方的に討ち取られることを選び、第二メインで《屑肉の刻み獣/Dreg Mangler(RTR)》をプレイした。

 そう、ここで《絡み根の霊/Strangleroot Geist(DKA)》を失うことは痛くない。序盤に事故を起こしていた分、まだ溢れるほど手札はある。マナフラッド対マナスクリューは、時間が経てばマナスクリューした側が有利なのだ。守屋の声が聞こえるようである。

 だが、守屋はここから呪文を1枚も唱えることができなかった。

 和田はまず《屑肉の刻み獣/Dreg Mangler(RTR)》を《悲劇的な過ち/Tragic Slip(DKA)》で除去して無理やり道をこじ開けると、《ボロスの反攻者/Boros Reckoner(GTC)》で攻撃する。そして13を下回ったのを確認すると、《冒涜の行動/Blasphemous Act(ISD)》をキャストした。

 《ボロスの反攻者/Boros Reckoner(GTC)》に与えられた13点は、守屋へも。



 和田1-0守屋


 GAME2

 
 またもや色マナに不安のある初手を守屋は悩む。一本目の悪夢がちらついているのだろうか――守屋はしばらく考えたが、意を決してキープする。

 かくして願いは通じ、最初のドローで《森林の墓地/Woodland Cemetery(ISD)》を引いた守屋は、《絡み根の霊/Strangleroot Geist(DKA)》を勢いよくレッドゾーンへと送り込む。ブロッカーとして和田が2ターン目に出した《宿命の旅人/Doomed Traveler(ISD)》を《火柱/Pillar of Flame(AVR)》で除去しながら、さらに追加で《絡み根の霊/Strangleroot Geist(DKA)》を戦場へと出す。先ほどとは打って違って好調な滑り出しだ。

 ここで和田はビートダウンの天敵である《ボロスの反攻者/Boros Reckoner(GTC)》を出して減速をもくろむのだが、4枚目の土地をセットした守屋はかまわず2体の《絡み根の霊/Strangleroot Geist(DKA)》で攻撃。《ボロスの反攻者/Boros Reckoner(GTC)》が片方をブロックしてくるものの、守屋は手札に《ゴーア族の暴行者/Ghor-Clan Rampager(GTC)》を持っていた。

 和田もブロッカーを並べてみるものの、続けての戦闘でも《ゴーア族の暴行者/Ghor-Clan Rampager(GTC)》を守屋が開示すると、和田にできることといえばサイドボードに手をかけることぐらいだった。


 和田1-1守屋


 GAME3
 
 
 ここで和田は痛恨のダブルマリガン。守屋はここに来てようやく乗ってきたのか、オープニングハンドを即キープする。

 《魂の洞窟/Cavern of Souls(AVR)》の指定にかなり迷いながらも《宿命の旅人/Doomed Traveler(ISD)》を出すために『人間』と宣言する和田。この1ターン目だけで既に1分ほど経過している。対照的に守屋は5秒ほどでターンを終える。《草むした墓/Overgrown Tomb(RTR)》をアンタップで出し、《東屋のエルフ/Arbor Elf(M13)》をプレイ。すぐにキープしたのもうなずけるファーストターンだ。

 《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit(M13)》をタップインするだけにとどまる和田を尻目に、守屋は《絡み根の霊/Strangleroot Geist(DKA)》で攻撃すると、《火柱/Pillar of Flame(AVR)》で《宿命の旅人/Doomed Traveler(ISD)》を退ける。土地の引けない和田は今トップデッキした《カルテルの貴種/Cartel Aristocrat(GTC)》をプレイすることしかできない。

 絶好調の守屋は《屑肉の刻み獣/Dreg Mangler(RTR)》を加えて再び戦闘。そして続くターンにはダメ押し気味の《雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite(M13)》。

 脅威のドラゴンに対して除去を打つことができなかった和田だったが、《血の芸術家/Blood Artist(AVR)》と《カルテルの貴種/Cartel Aristocrat(GTC)》によりなんとか延命をはかろうともくろむ――がしかし、守屋の手札にはもう1枚、《雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite(M13)》が。

 守屋の攻撃を待たずに、和田はたった2枚しかセットできなかった土地を片付けて投了を宣言した。




 和田1-2守屋

Round1 相澤恵司(Ichikawa Yuuki)vs三宅恭平(Team limh)

by Yuuya Hosokawa


 ついに5月3日、発売となったドラゴンの迷路。ラヴニカの世界でそれぞれのギルドの代表となる走者たちがニヴ=ミゼットの作った迷路を走者たちが出口を目指して駆け出すように、全世界のプレイヤーたちはスタンダードの迷路をひた走ることになる。

 この42チームが集まった川崎PWCでは、実に126人のプレイヤーが、ドラゴンの迷路の加入によりさらに複雑となったスタンダードの迷宮にもぐりこむ。


 

 東に迷宮に挑戦する貴族の姿有りけり。
 
 現在は茨城に拠点を移したご存知ミスターPWC、相澤恵司である。



 さかのぼること六年、ローウィンが新たに発売された直後に行われたPWCで、当時注目されていなかった《不敬の命令/Profane Command(LRW)》を真っ先に使い、黒緑エルフというアーキタイプの根幹を作り上げたのが相澤なのだ。元祖ミスターPWCである渡辺雄也がGP京都を制したイゼットトロンには、当時まったく注目されていなかった《硫黄の精霊/Sulfur Elemental(PLC)》が4枚投入されていた。そのイゼットトロンも、相澤と渡辺によってチューンされたデッキである。

 稀代のデッキビルダーにしてデッキチューナーでもある相澤のデッキに注目するのは当然といえよう。

 ちなみに相澤のチーム『Ichikawa Yuuki』は、某動画サイトでMTGの配信をしている生主の名前だそうで、相澤のチームメイトの辻川もまた生主として有名だとかなんとか。さらにさらに三人目となる大橋は、知る人ぞ知る関東の強豪である。

 

 そんなチーム『Ichikawa Yuuki』の相澤に対するは、『Team limth』の三宅恭平だ。
 
 Team limthにはもっとも新しい2012年ミスターPWC、大谷優也の姿もある。相澤と三宅も顔見知りの関係のようで、前日には一緒に練習をしていたらしい。



「ミラーマッチなら(腕の差で)勝てるけど、相性よくないからなー」

 と相澤節が早速飛び出す。どうやら三宅が使用しているトリコフラッシュと相澤のデッキは、三宅のほうに分があるらしいが、新環境のPWCは相澤の独壇場と言っても過言ではない。

 相澤の新デッキは果たして相性を覆せるのであろうか。

 
 GAME1

 
 相澤御用達の変わった形のダイスで1を出した相澤が後手となる。配られた7枚に対して三宅はチームメイトと相談を重ね、結果的にキープすることを選び、一方の相澤はすぐにキープの宣言をし、真ん中に座る辻川に気を配る。

 《寺院の庭/Temple Garden(RTR)》から《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim(ISD)》と、ナヤかバントを思わせる相澤の初動。《断崖の避難所/Clifftop Retreat(ISD)》を二ターン目にセットした三宅は、三枚目の土地がない手札を見て、《熟慮/Think Twice(ISD)》で土地を引きに行くか《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim(ISD)》を焼くか、という選択で少考する。結局、《変化+点火/Turn+Burn(DGM)》の《点火/Burn(DGM)》モードによって《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim(ISD)》は巡礼を終える。

 相澤は《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim(ISD)》の代わりにと言わんばかりに《遥か見/Farseek(RAV)》をキャストし、次のターンには《ボロスの反攻者/Boros Reckoner(GTC)》を戦場に送り込む。

 この間、順調に土地を引き続けていた三宅は4枚目の土地、《聖なる鋳造所/Sacred Foundry(GTC)》を2点のライフを支払いながら置く。白を含む4マナといえば、《修復の天使/Restoration Angel(AVR)》である。

 これが相澤を悩ませる材料となるかと思いきや、答えはすでに決まっていたかのように、5枚目の土地を置きながら《雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite(M13)》には手をかけず、《ボロスの反攻者/Boros Reckoner(GTC)》だけで攻撃し、何もせずターンを終える。

 三宅はターン終了時に《熟慮/Think Twice(ISD)》をキャストし、自分のターンでは土地を置くのみで終わらせようとするが、相澤はそれを許さない。《修復の天使/Restoration Angel(AVR)》をプレイして、三宅から《本質の散乱/Essence Scatter(M13)》をいぶりだすことに成功する。

 ここで満を持しての《雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite(M13)》。2マナをたたせている三宅だがカウンターは…ない。

 《ボロスの反攻者/Boros Reckoner(GTC)》には《灼熱の槍/Searing Spear(M13)》を打ち込むことで対処するものの、この強大な5/5飛行に対処するすべが三宅にはない。

  《ボーラスの占い師/Augur of Bolas(M13)》に未来を託すものの、占いの結果はとてもこの状況では喜べない《灼熱の槍/Searing Spear(M13)》。

 2枚目の《雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite(M13)》が一瞬で三宅を介錯した。


 相澤1-0三宅


 GAME2

 
 後のなくなった三宅は、今回はすぐにキープを宣言する。対照的に相澤は今度は悩みながらも、結局そのまま始めることに。
 
 おなじみのギルドランドの置き合いから、ファーストアクションは相澤の《地の封印/Ground Seal(M13)》。続けて《ボロスの反攻者/Boros Reckoner(GTC)》をプレイするが、この牛にはすぐに三宅から《灼熱の槍/Searing Spear(M13)》が飛んでくる。

 4枚目の土地として《僻地の灯台/Desolate Lighthouse(AVR)》を置いて4マナオープンでターンが帰ってきたところで、相澤は少考する。手札には《セレズニアの魔除け/Selesnya Charm(RTR)》と《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》。結局、カウンターされるリスクを負いながらも《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》をプレイし、三宅はカウンター――ではなく、《点火/Burn(DGM)》によって《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》だけを除去する。

 三宅はやはりメインでアクションを起こすことはなく、相澤は狼男から産み落とされた狼トークンで攻撃し、何も行動することなくターンを終える。
 
 が、何もないわけではなく、再びドローセットゴーした三宅のターン終了時に《修復の天使/Restoration Angel(AVR)》を呼び出す。ここには《戦導者のらせん/Warleader's Helix(DGM)》がすぐに飛ぶが、相澤の狙い通り、三宅の行動を制限することには成功した。

 マナを寝かせた三宅の首元を狙うは、貴族の十八番、《雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite(M13)》。そしてこの《雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite(M13)》が止まらない。

 《修復の天使/Restoration Angel(AVR)》を唱えて狼トークンだけでもブロックしようとするも、戦闘前に相澤がセットした《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》のせいで、2/2トークンとの相打ちを強いられてしまう。

 そして三宅の残り少ないライフを削るべく、相澤は《セレズニアの魔除け/Selesnya Charm(RTR)》でトークンを生み出す。

 《雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite(M13)》と2/2トークンによる致死量の攻撃に、たまらず《スフィンクスの啓示/Sphinx's Revelation(RTR)》をプレイして延命をはかる三宅だったが、相澤の場には前述のとおり、《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》が。

 《スフィンクスの啓示/Sphinx's Revelation(RTR)》によって待望の《至高の評決/Supreme Verdict(RTR)》を手にした三宅だったが、それをプレイするにはライフが足りなかった。

 相澤2-0三宅

第373回川崎PWC WPNプレミアムトーナメント 3人チームスタンダード

 本日の第373回川崎PWCは、WPNプレミアムトーナメントの3人チームスタンダードです。参加チーム42チーム、スイスドロー7回戦にてスタートしました。

 WPNプレミアムトーナメントで3人チームスタンダードが行われるのはなんと世界で初めて!(たぶん)

オンラインペアリングはこちらです。
http://www.pwc-jp.com/pairing.html

なお、今回の熱戦はカバレッジにてこちらで随時更新していきます!


(協賛:ホビーステーション横浜店)

準決勝:遠藤亮太 vs 守屋大輔

PWCCの頂点まであと二つ。トリコフラッシュとの準々決勝を辛勝の末勝ち上がった守屋の前に立ちはだかったのは、現在のディフェンディングチャンピオン、遠藤亮太である。

 
 グランプリ上海での準優勝を皮切りにプロツアー常連となった遠藤亮太だったが、むしろ近年は草の根大会の覇者という印象が強い。昨年末に行われた関東ファイナルズでの優勝がまだ記憶に新しいはずだ。

 そんな遠藤亮太のデッキはジャンドミッドレンジ。ビートダウン、コントロールどちらに対しても五分の戦いができる、いわゆる安定したデッキだ。ゲートクラッシュ参入後は高速ビートダウンが増加したために、再び日の目を浴びることとなったアーキタイプといえよう。

 守屋は先ほどの記事でも紹介したとおり、ジャンドビートダウンである。



 カラーは同じといえど攻めと受けのはっきりとしたマッチアップ。守屋の猛攻を遠藤は受け流せるのであろうか?熱戦に期待しよう。

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準々決勝:守屋 大輔 vs 中井川 剛

ついに始まったPWC Championship2013決勝ラウンド。頂点を目指して熱く激突する四テーブルから、守屋大輔と中井川剛の戦いをお届けしよう。

 まずは守屋大輔。Final2008トップ8経験を持つ、PWCの強豪プレイヤーである。今回はゲートクラッシュによって大幅に強化されてトップメタの一角となったジャンドカラーのビートダウンとともに、予選ラウンドを駆け抜けている。デッキの中身をちらりと見る限り、非常にオリジナリティ溢れる構成のようだ。

 

 そしてテーブル左でデッキをシャッフルしているのは、中井川剛。武蔵新田のカードショップで切磋琢磨しているプレイヤーだ。こちらはお馴染みのトリコフラッシュ。ゲートクラッシュで《ボロスの反攻者/Boros Reckoner(GTC)》を得て、相変わらずの人気のアーキタイプである。



 栄光の頂きまであと三つ。その大事な初戦の火蓋が、今切って落とされた。
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Round 8: 大谷 優也(東京) vs. 趙 天宇(東京)

By Daisuke Kawasaki

 長く続いたPWCCも最終戦!

 ……なのだが、最終戦の時点で、トップ8が確定してしまっており、上位4卓がすべてIDをする事となってしまった。

 そのため、このラウンドでは、トップ16をかけた戦いとして、今季のミスターPWCである大谷と、先日のグランプリ横浜で準優勝を果たした趙のマッチアップをお届けしよう。
 この1年間最もPWCで勝った男である大谷に、2300人弱の大会で準優勝を果たした趙はどう戦うのか。

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Round7:中村 肇 vs 仲田 涼

マジックとは、六十枚以上のメインボードと、十五枚のサイドボードによって戦うカードゲームである。

 十五枚のサイドボードは、マジックの試合においてとても重要である、ということは周知の事実だ。六十枚以上で戦うメイン戦は一戦のみだが、サイドボードを加えたゲームは二回あるのだ。十五枚という多くも少なくもない絶妙な枚数は、マジックを面白くしている重要なスパイスだ。特定のデッキへの対策や除去の追加、対コントロールへのプレインズウォーカー、コンボデッキが行うアグレッシブサイドボード…列挙していくと指の数が足らなくなる。マジックは、まさしく七十五枚で戦うゲームなのだ。


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Round 7: 斉田 逸寛(東京) vs. 定廣 雅史(神奈川)

By Daisuke Kawasaki

 昨年の決勝戦再現を見た次のラウンドでは、一昨年のPWCC優勝者である斉田 逸寛(東京)のマッチアップをお届けしよう。

 一昨年のPWCCでは見事な《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》デッキで全勝優勝を果たした斉田。今回は、プロツアーギルド門侵犯で、Melissa DeToraを女性プレイヤー初のトップ8へと導いた、《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run》入りバントコントロールである。

 果たして、赤緑の覇者は、再び栄冠を手に入れることはできるのか。


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Round 6: 遠藤 亮太(埼玉) vs. 鈴木 明由(東京)

By Daisuke Kawasaki

 昨年開催されたPWC Championship決勝戦

それと同じマッチアップがこの第6ラウンドで実現したので、その様子をお届けしよう。対戦するのは、昨年の優勝者である「くーぴー」こと遠藤 亮太と、準優勝である鈴木 明由。

 果たして、昨年の雪辱を鈴木は果たすことができるのか。




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